「あの子、いい子ですね」

「うちの子は、全然だめ」
「どうやったら、いい子に育つの?」

ある日、保護者さんの話が聞こえてきました。
よく聞いてみると、

「もう全然、言うこと聞かない」

ふむふむ。言うこと聞かないなのか。。。
どうやら、私たちは

「大人の言うことを聞く」ことが、「いい」ことと考えているようですね。

「サッカーにミスはない。周りが言うからそれはミスになるのだ」
~パウロ・ロベルト・ファルカン(元日本代表監督)~

私たちは、選手や子どもたちを「いい子」と「わるい子」に分類してしまいがちです。

でも、前出の言葉から、周り(の大人)が「いい」「わるい」を決めてしまっているのかも知れません。

そこで、一つ提案です。

「いい」「わるい」という言葉の前に

(都合の)

をつけてみてください。

あの子、(都合の)いい子ですね

私は、この言葉を聞くと、「ドキッ」とします。

大人にとっての都合のいい子とは
どんな子でしょう?

 

ABOUTこの記事をかいた人

高校時代に1年米国に留学。その後、AO入試にて英語系の大学に進学するも、塾での出来事をキッカケに、京都教育大学へ編入。公立小学校に10年勤め、1年目に大和ミニバスケットボールクラブを立ち上げる。池上正氏と藤代圭一氏との出会いから、勝利至上主義から「自立した選手・チーム」に舵を切る。その後、8ヶ月の育児休暇を取得。休暇中に出会った方々との縁で、静岡県の私立に転職。現在は、IB(国際バカロレア)教育の実践と育児を楽しみながら、新たなチームにて指導に携わる。