競技において、失敗やミスが起きると、
それが後に引きずられて試合に集中できなくなる選手は多いです。
自身のプレーに疑問を抱いたり、
再び失敗した場合の不安を感じたりします。
集中力を高めるためには、
自分がコントロールできることに
意識を集中させる必要があります。
不安を感じた時には、
自分に問いかけるスイッチを作りましょう。
「今できることは何だろう?」と自問し、笑顔を作ったり、
チームメイトに協力を依頼したりすることで、
自分自身を切り替えることができます。
不安を一旦脇に置いて、実力を発揮しましょう。
失敗やミス、失点をその後も引きずってしまい、
試合に集中できなくなってしまう選手は少なくありません。
「なんで、あんなプレーしちゃったんだろう?」
「また、失敗したらどうしよう」
「自分のせいで負けちゃうかも」
不安が不安を呼び、
練習でできていることもできなくなってしまいます。
過去に起こってしまった出来事は
自分の力で変えることはできません。
試合での集中力を高めるためには、
自分でコントロールできることに意識を向けることが大切です。
“今”できる滑りを精いっぱいやるだけ。
上村愛子(元モーグル日本代表選手)
試合中に自分の力で
コントロールできることは限られています。
それは「いま」と「自分」だけ。
過去や未来や結果、
相手のチームや審判のジャッジ、
ピッチのコンディションや天候は
自分の力で直接コントロールすることができません。
ですので、
不安を感じたら「いまできることはなんだろう?」と
自分に問いかけるスイッチをつくりましょう。
笑顔をつくるのもいいかもしれませんし、
「大丈夫」とつぶやくのもいいかもしれません。
事前にチームメイトにお願いして
「切り替えよう」と伝えてもらうのもいいかもしれませんし、
失点後は円陣をつくり、
再スタートするのもいいかもしれません。
頭で「切り替えよう」と思っても、
僕らは中々切り替えることができません。
けれど、
身体の動きとセットにすることで、
スイッチを入れ替えたように「パチっ」と不安を一度脇に置いて、
自分らしく輝くことができます。
不安を感じた時のスイッチをつくり、
普段から実践して、試合で実力を発揮しましょう。
◎まとめ
- 失敗やミスによって試合に集中できなくなる選手が多い。
- 過去の出来事は変えられない。
- 集中力を高めるには自分がコントロールできることに意識を集中させる必要がある。
- 過去や未来、相手チームや環境は直接的にコントロールできない。
- 不安を感じた時には自問自答し、笑顔を作ったりチームメイトに協力を依頼したりして切り替えることが大切。
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