
スポーツでも勉強でも
発表会でも試合でも――
「できるかな…」
「失敗したらどうしよう」と
不安や迷いを抱える子どもは多くいます。
そんなとき、大人としてできることは
「大丈夫!」「がんばって!」と励ますこと。
でも実は、もっと大切なのが
子ども自身が「自分ならやれる」と思える
“自信”を育てるサポートです。
そのカギを握るのが、“問いかけ”です。
今回は、子どもの「自分を信じる力」を育てるための質問をご紹介します!

■ なぜ“質問”が自信につながるの?

「がんばって」「信じてるよ」といった励ましは、外から与える言葉。
一方で、“質問”は、子ども自身の内側から「気づき」や「思い」を引き出すものです。
問いかけによって「自分で答える」「自分で決める」経験を積むことで、
「自分の中に答えがあるんだ」と感じられ、少しずつ“自分を信じる力”が育っていきます。
■ “自分を信じる”力を引き出す質問例

●「これまでに“できるようになったこと”って何がある?」
→ 過去の成功体験を思い出すことで、自信の土台を確認できます。
●「この前がんばった時、どんなふうに乗り越えたっけ?」
→ 困難を乗り越えた経験を言語化することで、自己効力感が高まります。
●「“うまくいくとしたら”どんな自分が動いていると思う?」
→ 成功のイメージを持つことで、前向きな行動がしやすくなります。
●「今の自分に、ひと言メッセージを送るとしたら?」
→ 自己対話を通して、自分を励ます力が育ちます。
●「もし友達が同じ状況だったら、なんて声をかけてあげたい?」
→ 客観的な視点を通じて、自分にもやさしくなれます。
■ 声かけのポイント

・“気づかせる”ことを意識する
→ 正解を与えるのではなく、子どもの言葉を待つ姿勢を大切に。
・過去の努力や変化に注目させる
→ 「あのときもがんばってたね」など、本人が忘れがちな成長に光を当ててあげましょう。
・答えが出なくてもOK!
→ 考えること自体が力になります。無理に答えさせなくても大丈夫です。

■ 最後に
“自信”とは、「いつもできる」ことではなく、
「うまくいかなくても、自分なら大丈夫」と思える力。
それを育てるには、親の問いかけがとても大切です。
今日の会話で、ぜひ
「最近、ちょっとできるようになったことって何かある?」
と聞いてみてください。
その小さな気づきが、“自分を信じる力”の一歩になるはずです。
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