楽しかったゴールデンウィークも終わり
またいつもの日常が始まりますね。
でも、連休明けの朝――
「行きたくない…」
「まだ休みがいい…」という
子どものつぶやきに
どう声をかけたらいいか迷うこと、ありませんか?
今回は、そんな“連休明けのゆううつ”をやさしく吹き飛ばす「切り替え質問術」をご紹介します!
なぜ連休明けはしんどくなる?

連休中は、自由な時間、家族との安心感
プレッシャーのない環境に慣れてしまっています。
そのぶん、学校や習い事など
“やるべきこと”に戻るのが負担に感じられてしまうのです。
そんな時こそ、「気持ちを整理する」「前向きな意識に切り替える」問いかけが、子どもの背中をそっと押してくれます。
おすすめの“切り替え質問”

●「この連休で、楽しかったことを3つ言える?」
→ 楽しかった気持ちをしっかり味わうことで、次の行動に切り替えやすくなります。
●「今日は、何を一番最初にやってみようか?」
→ “やること”を具体的にイメージすると、気持ちが前を向きます。
●「〇〇に会えるの、ちょっと楽しみじゃない?」
→ “人とのつながり”を意識すると、不安がやわらぎます。
●「連休中の〇〇(がんばったこと)、今日の自分にも役立ちそう?」
→ 休みの中の“成長”に目を向けることで、自信につながります。
●「今日の夜、どんな気持ちで『1日がんばった』って言いたい?」
→ “達成後の自分”を思い描くことで、自然と行動スイッチが入ります。
こんな声かけもおすすめ!

・「まだ休みたいよね、わかるよ」
→ 気持ちに共感するだけで、子どもは安心して気持ちを切り替えやすくなります。
・「少しずつ、ゆっくり始めよう」
→ 完璧を求めないことで、無理なくスタートできます。
・「まずは一歩動いたら、後は自然についてくるよ」
→ 小さなアクションを促す声かけが効果的です。
最後に
連休明けは、大人も子どもも“本調子”になるのに少し時間がかかるもの。
だからこそ、親のひと言が、子どもの心を軽くし、次の一歩を踏み出す原動力になります。
ぜひ、「今日はどんなふうにスタートしたい?」と問いかけてみてください。
その一言が、ゆううつな気持ちをふっとほぐし、前向きな1日を始める力になるはずです。