- 子どもに何度もおなじことを言いたくない
- 物事を効率よく学んで欲しい
- なかなか成長を感じられない
- 学ぶ力を身につけて欲しい
このお仕事をはじめてから
多くの方からご相談いただくお悩みですが、
学習のステップを理解することで誰でも子どもの力を引き出すことができます。
この記事では、
日本代表チームから地域で1勝を目指す選手まで、様々な子どもと関わっている僕が「子どもの学びを
理解する4つの段階」についてお伝えします。
本などでも紹介している内容ですので、
子どもに「学ぶ力を身につけて欲しい」と悩んでいる方はぜひお読みください。

僕ら大人も日頃から様々なことにチャレンジし、
何かを習得しようと励んでいます。
- 「文章をうまく書けるようになりたい」
- 「人との会話を円滑にしたい」
- 「3日坊主で終わらず、続けられる力をつけたい」
物事を修得する上ではまず、
目的をあらためて確認することが大切です。
「なんのために学ぶのだろう?」
- 「ブログで人に伝わる文章を書きたい」
- 「悩みや課題をもつ人の想いを引き出し、手助けがしたい」
- 「コツコツ続けられる自分になり、自信をつけたい」
「なぜ学ぶのか?」の目的がなければ、
やる気と行動を継続させることは難航します。
そして、
子どもたちも日々のトレーニングの中で
「なんのために?」と問いかけることがまずは大事。
- どうして練習するんだっけ?
- この練習をするとどんな力が身につくかな?
- この練習をするの何のため?
これらを改めて明確にすると
集中力が高まります。
そして、
僕たち大人は子どもの学習のステップを意識すること。
子どもが物事を修得するには段階があります。
学習のステップ
- 知らないしできない
- 知ってるけどできない
- 知っていて、意識するとできる
- 意識しなくてもできる
例えばわかりやすくするために、
「靴のひもを結ぶことを習得する」について考えてみましょう。
僕らはいま「靴のひもを結ぶ」ことができます。
けれど、あなたも生まれつき結べたわけではありませんよね?
第1段階:知らないしできない
第1段階は「知らないしできない」です。
最初はひもの結び方を知りませんし、
ひもを結ぶこともできません。
第2段階:知っているけどできない
第2段階は「知ってるけどできない」
ひもが結べるようになるために、
お父さんやお母さんに結び方を教えてもらいます。
でも、
やり方がわかるだけではできるようになりません。
第3段階:知っていて、意識するとできる
第3段階になると
教えてもらったように注意をしながら、
ひもを結べるようになります。
第4段階:意識しなくてもできる
繰り返しやっているうちに、
注意をしなくてもひもを結べるようになります。
「意識しなくてもできる」という状態です。
練習やトレーニングの目的は、
心にも身体にも負荷の高い状態で、
練習で身につけた力を発揮すること。
そう考えると、いかに第4段階の
「意識しなくてもできる」状態まで力を引き出し、
サポートして上げられるかが僕ら大人の役割ですよね。

一番ストレスを感じやすいのは、
「知っていてもできない」という第2段階です。
コーチとしても、
- 「前も教えたじゃないか!」
- 「何度言ったらわかるんだ!」
と、
ついつい声を荒げてしまう段階です。
まずは子どもたち選手が
どの段階にいるのか?を「知る」ことが大切です。
段階を知ることができれば、
僕らの声掛けや、関わり方も変わってきます。
最初からできる選手はいませんし、
できないことも学習です。
学習のステップを意識しながら
子どもたち選手と関わりましょう。
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