- 子どもにもっと考える力を身につけて欲しい
- 言い訳しかしない子どもにどんな接し方をしたらいいのか?
- 自分で考えて行動できるようになってほしい
このお仕事をはじめてから
多くの方からご相談いただくお悩みですが、
「あるコツ」をつかむことで誰でも子どもの考える力を引き出すことができます。
この記事では、
日本代表チームから地域で1勝を目指す選手まで、様々な子どもと関わっている僕が「効果的な質問と尋問の違い」についてお伝えします。
本などでも紹介している内容ですので、
子どもに「考える力を身につけて欲しい」と悩んでいる方はぜひお読みください。
普段、何気なくしている質問ですが、
あるデータによるとなんと赤ちゃんは1日に「40000回!」
ぼくたち大人でも1日に「20000回」もの質問を自分自身に投げかけていると言います。
数万回もしている質問ですから、
種類もたくさん。
その中でも代表的なものに
- 効果的な質問
- 尋問
があります。
尋問の代表例は「なんで?(WHY)」ではじまり、
誰かのミスや失敗に対して、問いかけることが多くあります。
- なんで、シュート打たないんだ?
- なんであの時パスしなかった?
- なんで宿題しないの?
- なんでもっと早く起きないの?
- なんでご飯食べないの?
「なんで?」と質問すると多くの場合において、
子どもたち選手から「言い訳」が返ってきやすいという特徴があります。
- ボールがイレギュラーして・・
- 余裕があると思って・・
- 今やろうと思ったのに
- だって、昨日遅くまで起きてたから
- 今日はカレーがよかったんだもん
一方で効果的な質問の代表例は、
「どのようにすれば?(HOW?)」ですが、
僕たち大人がどのような姿勢で問いかけるかもとても重要です。
そのポイントは、
「この質問は誰のためだろう?」です。
子どものための質問ではく、
僕たち大人がが聞きたいだけの質問は
多くの場合において「尋問」になってしまいがちです。
なんで、シュートを外したのか?(その理由が知りたい)
なんで、パスをしなかったのか?(その理由を説明させたい)
良い質問とは、
「答えたくなる質問」のことであり、
相手の気づきや行動を引き出すもの。
- あの時、ゴールを決めるにはどうしたら良かったと思う?
- 失敗しちゃったけど、パスしたらどうだったかな?
- どんな環境だと宿題しようと思う?
子どもたち自身の考えや思いや行動を
質問で引き出すこと。
成長や気づきを願い、
目の前の人自身に軸をもって
質問を投げかけてあげることが大切です。
重要なことは、
正しい答えを見つけることではない。
正しい問いを探すことである。
間違った問いに対する正しい答えほど,
危険とはいえないまでも
役に立たないものはない。
ー ピーター・F・ドラッカー
質問には種類があります。
やる気を引き出す質問もあれば、
やる気を削ぎ劣す質問もあります。
自信を与える質問もあれば、
自信を奪う質問もあります。
大切なことは、
この質問は誰のためだろう?
と自問自答すること。
僕たちが知りたいだけなのか、
それとも、目の前の人の成長を願ってのものなのか。
目の前の人の気づきや行動を
引き出す質問をしましょう。
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