子どもへの質問の仕方で、やる気や自信が大きく変わります。
「なんで?」と尋ねると、子どもは言い訳しがち。
でも「どうしたら良かった?」と聞くと、自分で考える力が育ちます。
大切なのは「誰のための質問か?」を意識すること。
大人が知りたいだけの質問は「尋問」になりがちです。
子どもの成長を願うなら、気づきや行動を引き出す質問をしましょう。
正しい答えより、正しい問いを投げかけることが大切なのです。

普段、何気なくしている質問ですが、
あるデータによるとなんと赤ちゃんは1日に「40000回!」
ぼくたち大人でも1日に「20000回」もの質問を自分自身に投げかけていると言います。
数万回もしている質問ですから、
種類もたくさん。
その中でも代表的なものに
- 効果的な質問
- 尋問
があります。
尋問の代表例は「なんで?(WHY)」ではじまり、
誰かのミスや失敗に対して、問いかけることが多くあります。
- なんで、シュート打たないんだ?
- なんであの時パスしなかった?
- なんで宿題しないの?
- なんでもっと早く起きないの?
- なんでご飯食べないの?
「なんで?」と質問すると多くの場合において、
子どもたち選手から「言い訳」が返ってきやすいという特徴があります。
- ボールがイレギュラーして・・
- 余裕があると思って・・
- 今やろうと思ったのに
- だって、昨日遅くまで起きてたから
- 今日はカレーがよかったんだもん
一方で効果的な質問の代表例は、
「どのようにすれば?(HOW?)」ですが、
僕たち大人がどのような姿勢で問いかけるかもとても重要です。
そのポイントは、
「この質問は誰のためだろう?」です。
子どものための質問ではく、
僕たち大人がが聞きたいだけの質問は
多くの場合において「尋問」になってしまいがちです。
なんで、シュートを外したのか?(その理由が知りたい)
なんで、パスをしなかったのか?(その理由を説明させたい)
良い質問とは、
「答えたくなる質問」のことであり、
相手の気づきや行動を引き出すもの。
- あの時、ゴールを決めるにはどうしたら良かったと思う?
- 失敗しちゃったけど、パスしたらどうだったかな?
- どんな環境だと宿題しようと思う?
子どもたち自身の考えや思いや行動を
質問で引き出すこと。
成長や気づきを願い、
目の前の人自身に軸をもって
質問を投げかけてあげることが大切です。
重要なことは、
正しい答えを見つけることではない。
正しい問いを探すことである。
間違った問いに対する正しい答えほど,
危険とはいえないまでも
役に立たないものはない。
ー ピーター・F・ドラッカー
質問には種類があります。
やる気を引き出す質問もあれば、
やる気を削ぎ劣す質問もあります。
自信を与える質問もあれば、
自信を奪う質問もあります。
大切なことは、
この質問は誰のためだろう?
と自問自答すること。
僕たちが知りたいだけなのか、
それとも、目の前の人の成長を願ってのものなのか。
目の前の人の気づきや行動を
引き出す質問をしましょう。
◎まとめ
- 「なんで?」(WHY)の質問は、言い訳を引き出しがちで逆効果。
- 「どうしたら?」(HOW)の質問は、前向きな考えを促す。
- 質問の目的を考え、子どもの気づきや成長を引き出す。
- 「尋問」ではなく「答えたくなる質問」を意識する。
- 質問の仕方ひとつで、やる気や自信の持ち方が変わる。
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