視点や見方で世界が変わる。


小学生からのメンタルトレーニング

北海道に僕の大好きな
元高校の先生がいます。

先生は
毎日、学級通信を続け、
生徒達に情報と情熱を送り続けていました。

今では、
様々な学校に講演者として招かれ、
情報と情熱を届けています。

先生のエピソードは
どれも面白いのですが、
その中でも特に面白い!
と感じたものがあるんです。

それは、
「疲れた」という言葉を
どう視点を変えてみんなに伝えるか、
というもの。

ベンジャミン・フランクリンが

「コップの中に半分水が入っているのを見て
まだ半分水があると思うか、
もう半分しか水がないと思うかは、
人それぞれです。」

と言ったように、
人は様々な物の見方、視点を通して、
出来事を体験します。

けれどその見方・視点1つで、
嫌だと感じていたものが、
「いいかも!」と感じるようになったり、

やりたくないと思っていたものが
「やりたい!」と思えるようになるように、
感情や行動が変わることがあります。

子どもたち選手と接していると
日常の口癖がついつい顔を
のぞかせはじめますよね。

「ダメだ」

「ムリ」

「最悪」

こうしたマイナスの言葉は
自分にもチームにもマイナスの影響を及ぼす
可能性があります。

ですので、
見方や視点を変えることが必要。

「うちの子、意思が弱くて・・」

「年齢の割に、理屈っぽいんですよね」

「あきっぽくて続かないんです」

お父さん、お母さんから
そうした相談を受けることも。

でも、ちょっと見方や視点を変えてみると、

「うちの子、意思が弱くて・・・」
「なるほど。でも柔軟性があるんですね。」

「年齢の割に、理屈っぽいんですよね」
「まだ小さいのに
 論理的に考えられるんですね!」

「あきっぽくて続かないんです」
「僕もです(笑)
 好奇心旺盛でチャレンジ精神があるのかも
 しれませんね」

というように、
相手を否定せずに、
新しい見方をお伝えすることができます。


世の中には幸も不幸もない。
ただ、考え方でどうにでもなるのだ。
ーウィリアム・シェイクスピア



カメラを取り出して、
ファインダーを覗いてみたことを
イメージしてみてください。

そこには
山がうつっているかもしれませんし、
海や人がうつっているかもしれません。

でも、
ふとファインダーから目を離し、
肉眼で眺めてみると、

カメラ越しでは気づかなかった
空気感や背景、
素敵な被写体が見つかったりしますよね。

冒頭の北海道の先生は、
子どもたちと「疲れた」に対して、
視点を変えることに取り組みました。

出て来た答えは、
「充実してる!!!!!」です。

生徒達は疲れれば疲れるほど、
「充実してます!!」と答えたそうです。

もちろん笑顔で(笑)

コミュニケーションの意味は、
相手側、つまり受け取る反応にあります。

何でも視点を変えて伝えればいい、
というわけではありませんが、

視点を変えて伝えることで、
自分に、
そしてチームメイトに
よい影響を与えることもできます。

視点や見方を変えて、
ピンチをチャンスに変えましょう。

>>> 視点を変えてみていますか?

>>> ブログの記事をダウンロードできます(PDF)

 

ぜひあなたのSNSでシェアしてください!