選手のアイデアは問いかけで引き出そう

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「子どもたち選手から
 アイデアが出てこなくて…」

そんなご相談にお答えしていますが、
今日のポイントは「問いかける」です。

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1.アイデアを伝えられる空気をつくる
 ⇒ http://shimt.jp/?p=3851

2.問いかける
3.考えをまとめる時間をつくる
4.少人数で伝え合う
5.全体で伝え合う
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しつもんには
自ら答えを生み出すパワーがあります。

そして、
しつもんを投げかけると、
人は無意識にその答えを探しはじめます

「あなたは、今日、何を食べましたか?」

そう問いかけると、
今日、口にしたものを
意識的、無意識的に関わらず
脳は探し始めます。

ですので、

「今日食べたものを教えてください」

「今日、食べたものを教えろ」

と、
指示や命令をしなくても
子どもたち選手の行動
引き出すことができます。

反対に言うと、

子どもたち選手の中には
指示や命令をされると、
心の中では「反発したい」という
思いが浮かんくる子もいます。

指示や命令される機会が続くと
「やらされている」といった空気が生まれ、
お互いに気持ちよく関わることができなくなってしまいます。

子どもたち選手の
アイデアを引き出すためには、
しつもんを効果的に活用すること。

いつもは指示していたものを、
しつもん形式にすることを意識してみましょう。

たとえば、

「この前の試合の反省点を
 自分なりに考えなさい」

ではなく、

「この前の試合の
 反省点は何だった?」

と、問いかけてみる。

すると、
子どもたち選手の頭の中は
反省点を探すモードに切り替わります。

(その答えを教えてくれるかどうかは、
最初のステップの「空気づくり」次第です)

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いい質問をすることが会話の質と量を
向上させることにつながるのではないでしょうか
ー斎藤孝
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そして、
もうすこし欲をいうと、
しつもんを小さく、順番にする
より考えやすくなります。

「反省点」という言葉だと
何を考えればいいかわからない、
という選手がいます。

選手によって
「反省」という言葉の捉え方が
違う場合もありますからね。

ですので、

「どんな失敗があった?」
「どんなミスがあった?」

と、まずは問いかける。

そして、
僕ら大人は「反省」という言葉の中に、

「前回のミスを改善する
 考えやアイデアを見つけてほしい」

という期待がありますよね。

ですので、
反省の先にある改善点も
改めて問いかけます。

「どうすれば良かったと思う?」
「次、同じ場面になったらどうする?」

すると、

「前回は1対1の場面で
 焦ってシュートを外してしまったから、
 次は、落ち着いてシュートをできるように、
 練習から本番のつもりで
 1本1本、大切に取り組みたい」

というような
答えが返ってきます。

くり返しになりますが、
「指示」していたことを
「しつもん」に変えることで、
子どもたち選手のアイデアはもちろん、
やる気や行動を引き出すことができます。

そして、
最後にひとつだけ。
しつもんするときに注意して欲しいのは、

「これは誰のためのしつもんだろう?」

と自分に問いかけてから
しつもんしてみてください。

「なんでシュート外したんだ!?」
「いつになったら宿題やるの?」

ただ自分が聞きたいだけ
しつもん(尋問)になっていると、
子どもたちは答えてくれないどころか、
やる気や自信もなくしてしまいます。

僕らの本来の目的は、
「選手のやる気や行動を引き出すこと」ですから、
自分が聞きたいだけのしつもんではなく、

子どもたち選手の
やる気や行動を引き出すしつもんに
なっているかを意識してみてくださいね。

整理しますと、
問いかける際のポイントは、

—————————————-

・指示をしつもんに変える
・細かく、小さく問いかける
・「誰のためのしつもんか?」を意識する

—————————————-

です。

子どもたち選手への
問いかけを意識して、
アイデアや行動を引き出しましょう。

明日は、
子どもたち選手の
アイデアを形にするポイントを
お伝えしますね。

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