「例えば」をやめて、選手の想像力をひろげよう。
「何でも叶えられるとしたら何を叶えたい?」 そう問いかけると、 子どもたち選手は喜んで答えを書き始めます。 「日本を代表するラグビー選手になりたい」 「新体操で金メダルが欲しい」 「海外のチームで活躍したい」 というよう…
「何でも叶えられるとしたら何を叶えたい?」 そう問いかけると、 子どもたち選手は喜んで答えを書き始めます。 「日本を代表するラグビー選手になりたい」 「新体操で金メダルが欲しい」 「海外のチームで活躍したい」 というよう…
スポーツの素敵なところは、 おなじスポーツを通じて友達がたくさんできるところです。 言語や考え方、文化に関わらず、 一緒にプレーするだけで、心を通わせることができます。 けれど、 僕ら大人も初対面の人同士では、 すぐに打…
「どうぞ座ってください!」 電車やバスでお年寄りや身体が不自由な方に 席を譲ることがありますよね。 「ありがとう」 そんな言葉を頂くと より嬉しい気持ちになるものです。 「席を譲ったときのあの感覚」 あれは どこから来て…
子どもたちは僕たち大人の「言葉」よりも「行動」を観察し学んでいます。
人との接し方。
言葉づかい。
困難が訪れた時の考え方。
僕らの行動を観察し、学び、マネをします。僕らの「強み」や「良いところ」だけをマネしてくれればいいのですが、やっぱりそんなにうまくいきません。試合中に審判の方に対して、ついついきつく当たってしまうという弱点があれば、きっと子どもたちもそれをマネし、暴言を吐くようになってしまうかもしれません。
新しくチームに加わった選手。不安や期待などいろんな感情を持ち合わせています。そんな選手に対して、まずは「チームに馴染ませてあげること」がとても重要です。
チームに空気や関係性に馴染むことで、その選手は自分の居場所をつくり、徐々に自分らしさを発揮できるようになります。
「もっと人生を大切にしなさい」
その言葉を、道端ですれ違っただけのおじさんから言われるのと大切な両親から伝えられるのとでは受け取り方が変わってきます。戦争を体験しているおじいさんから言われたら、さらに違ってくるかもしれません。
「何を伝えるか」はもちろん大切ですが、
「誰が伝えるか」もとても重要です。
誰が伝えるかによって、すんなりと心に響くこともあれば、一方では、最初から固く心を閉ざしてしまうこともあります。
■ 対立こそチームづくりに必要なもの。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ チームはほんの少しのことで 乱れていきます。 それは子どもたちのチームも、 僕ら大人の会社でもそう。 けれど、 ほんの少しのことで、 まとま…
子どもたち選手は たくさんの恐怖心と戦っています。 「ここを外したら負けちゃう」 「レギュラーになれないかも」 「ここで打てなきゃ終わりだ」 もう1人の自分が 囁きはじめるんです。 イメージをする力が 強い選手であればあ…
「今までできなかったプレーができた」 「試合で得点を決めた」 「最高の演奏ができた」 子どもたちには たくさんの成長する体験が訪れます。 とくに、 今までできなかったことが できるようになったとき、 今まで失敗し続けたこ…
「試合で失点した」 「ミスしちゃいけないところで ミスをしてしまった」 「決めなきゃ行けない 決定的な場面を外してしまった」 スポーツはミスがつきもの。 ミスを恐れていては、 チャレンジすることもできませんし、 ミス…
ちょっと小さかった頃のことを イメージしてみてください。 試合が終わり、 家に戻ってきたあなたを、 お父さんとお母さんが 待ってくれています。 どの家庭にも よく見られる光景ですが、 お父さんとお母さんが あなたにする問…
試合になると 練習とは違うプレッシャーを感じ、 普段通りプレーできない選手もいます。 けれどそこで、 「なにやってるんだ!」 「どうして練習通りできないんだ!」 と伝えても、 プレーが良くなることはほとんどなく、 選手は…
「子どもが言うことを聞かなくて 困っています」 子どもたちと接していると、 「もっと話を聞いて欲しい」 「ここは大事だから耳を傾けて欲しい」 と、感じる場面がたくさん訪れます。 心にゆとりがあれば、 静かになるまで待つこ…
子どもたち選手の できていることを認め、 うまくいったことをほめてあげることで、 選手の自尊心が育まれ、 自分の行動や考えに誇りや自信を 持てるようになります。 ゴールに向かってビュン! と、一直線に突き刺さった ゴール…
「彼は50mを6秒台で走れる」 「あの子は打率が5割以上!」 「彼女はテストで100点取ったんだって」 僕らはついつい、 まわりの人と 自分を比べてしまいます。 技術がある選手と比較して、 「なんで僕はできないんだろう……
「あの人が変わってくれないと…」 苦しく、悲しい体験をすると、 「なんでわたしばかり…」と 落ち込んでしまう選手も少なくありません。 また、 「あいつがもっと良いプレーをしてくれたら」 「あの選手がチームの和を乱してるの…
僕ら大人も、子どもたち選手も 目標を作る上で大切にしたいことがあります。 それは、 現在地を知ること。 いまいる場所が どこにいるのかわからなければ、 目標までの道のりもイメージをすることができません。 遊園地や観光地に…
子どもたち選手が 伸び伸びと成長するためには、 僕ら大人の「心の状態」が とても大切です。 ひどく疲れているときは、 すぐにイライラしてしまうように、 心が満たされていないと、 そのエネルギーが選手に伝わり、 子どもたち…
「すぐ戻れ!」 「ちょっと大変」 「たくさん点を取ろう」 伝えた人にとっては当たり前 イメージできている言葉も、 子どもたち選手とは 認識のズレがあるかもしれません。 たとえば、 「ボールを奪われたら、すぐ戻れ!」 とい…
どんな自分になりたくて、
どんな技術を身につけて、
どんな考え方を大切にして、
どんな人に囲まれていたいだろう。
実現したい未来の方向性が
ぼんやりとでも浮かんできたら、
大切なことは、
そこに向かって一歩ずつ歩みを進めること。
どんなに素晴らしい未来をイメージできたとしても、
実現できるかどうかは毎日の行動次第。
頭でイメージするのと同時に
実際に行動に移すことが大切です。
どんなことにも前向きに、 フットワークが軽い選手もいれば、 石橋を叩いて渡るように、 慎重に慎重を重ねた行動をとる選手もいます。 けれど、 僕ら大人が思う「理想の選手像」を押し付けても、 彼ら選手の中にある「変わりたい」…