子どもの集中力をうばう4つの要因
集中できているときと、
できていないときの違いは何だろう?
子ども達によくこんな質問をします。
「自分のやることが
はっきりわかってるときは集中できる。」
「すんごく楽しいときは集中してる。」
「まわりからたくさん言われると
ちょっと集中できてないかも。」
集中力を発揮する場面は
子どもそれぞれ。
けれど、
自分の世界に没頭しているとき、
後から考えると
子ども達はすごく集中してた
って感じてます。
子ども達の
集中力を邪魔する原因は
主に4つ。
1つ目は
まわりの雑音。
対戦相手から感じる威圧感や、
ヤジに反応して
集中力が乱されちゃう。
2つ目は
まわりからのプレッシャー。
監督から
「このPKを外したら、
レギュラーから外すぞ!」
であるとか、
お母さんから
「試合に負けたら
ごはん抜きよ!」
と言われて感じるアレです(笑)
3つ目は、
もう一人の自分がささやく声。
「負けたらどうしよう。」
「どうせ勝てっこない。」
といった
ネガティブな思考や
「あの娘は僕のこと見てるかな?」
なんて、試合とはまったく
関係ないことを考えて
集中力がさがっちゃう。
そして、
4つ目は自分自身のプレッシャー。
PK戦や大事な場面で
「自分が決めなくちゃ」と
勝手に自分自身にかけるプレッシャーを
かけて集中力をさげちゃう。
子ども達がこの4つのうち、
どの要因に心を大きく揺さぶられるかを
知っておけば
対策をたてることが
できますよね。
まずは子ども達に
聴いてみる。
集中できているときと、
できていないときの違いは何だろう?
そこに大きなヒントがあります。
「集中しなさい!」
と伝えるのは簡単。
けれど、子ども達は
なんで集中できないのかも、
どうしたら
集中できるのかも
知らないことが多いんですよね。
集中できているときと
できてないときを
まず整理することから
はじめよう。
勝ちたいという気持ちにとらわれず、
精一杯戦うことだけに集中したい。
– 三浦知良(プロサッカー選手/横浜FC)
>>> 集中できるのは、どんな時ですか?