信頼関係がある相手からの
問いかけには、
前向きな気持ちで応えられますが、
苦手な相手からの
問いかけでは
後ろ向きになりがちです。
信頼関係は
チームの成果に影響し、
コミュニケーション改善が
成功の鍵です。
信頼し大好きな上司から
「これ、いつまでできる?」と問いかけられれば、
自分の最大限の力を持って貢献しよう、という気持ちが自然と湧いてきます。
一方で、
苦手意識が強い上司から
「これ、いつまでにできる?」とおなじように問いかけられても、
「めんどくさいな」「やりたくないな」という後ろ向きな考えが渦巻いてしまうものです。
おなじ言葉がけだとしても、
お互いに信頼関係を築けているかどうかによって、
その後の結果は変わってきます。
脳神経外科医の林成之先生によると、
選手から、「尊敬している」「好き」だと指導者が感じてもらっているかどうかが、
選手たちのパフォーマンスを大きく左右するといいます。
「鬼でも熱血でもいいのですが、
指導者はメンバー一人ひとりに必要な”えこひいき”ができる力を持ち、
メンバーから尊敬され、好かれることが何より大切なのです。
名リーダーが多くの人に慕われているのは、
そもそも好かれる人物でないと結果を残せない、
という理由があってのことなのです。」
「信頼関係には自分自身の心の反映だ」
ー 稲盛和夫
僕たちの脳は、
様々な情報に対して「好き」か「嫌い」かの2つに分類します。
「好き」に分類されたものは、
脳がすんなりと受け付けてくれるのですが、
「嫌い」に分類されてしまうと、
そもそも、そのことについて考える機能が
著しく減退してしまうといいます。
ですので、
どんな練習法やテクニックよりも
まずもっとも大切にしたいことは、
子どもたち選手から
「尊敬」され、
「好き」と感じてもらい、
「信頼関係」を育むこと。
「どのようにすれば、
信頼関係を深めることができるだろう?」
すぐにできるひとつのポイントは、
選手に求めるのではなく、
まずは、こちらから心を開き、
信頼していることを伝えること。
そうすることによって、
子どもたち選手も徐々に心を開いてくれるはずです。
子どもたちとの信頼関係を築き、
良好なコミュニケーションを育み、結果を出しましょう。
◎まとめ
- 信頼関係を築くことが重要である。
- 相手との信頼関係がパフォーマンスに影響する。
- 「好き」か「嫌い」かで脳が情報を分類し、嫌いなものについては考える機能が低下する。
- 信頼関係を築くために、まずはこちらから心を開くことが重要である。
- 良好なコミュニケーションを育むことが結果を出すために重要である。
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