後ろ向きな考えのポジティブな役割

 

スポーツにおいて
「前向きな思考」が全てではありません。

プラス・マイナスの違いを超えて
目的に合わせた思考を
選択する重要性を認識しましょう。

子どもたち選手たちは
それぞれ異なる思考を持ち
試合の展開によって影響されます。

ただし、バランスが重要で
後ろ向きな視点も
大切な契機となります。

チーム内での対話が成果を生み出し
個々の選手には
自分自身の思考を
選ぶ力を養うことが求められます。

 

 


「ノると猪突猛進というか、
 前しか見えなくなってしまう。

 けれど、
 その後、点を取られると
 一転して沈黙しちゃうんです。」

ポジティブとネガティブ。
プラス思考とマイナス思考。
前向きな考えと後ろ向きな考え。

スポーツの世界では
どうしても前向きに考えることだけが
取り上げられてしまいがち。

けれど、
大切なことは、
プラス思考が良くて、
マイナス思考が悪い、
ということではなく、
試合で自分の実力を
最大限に発揮すること。

目的を踏まえた上で、
自分の思考を選択することが
望ましいですよね。

子どもたち選手の中にも
自然に前向きに捉えることが
できる選手もいれば、
後ろ向きな考えを持つ選手もいます。

確かに、
残り時間10分で負けている、
というような試合展開で、

「まだ、大丈夫!!取り返せる!」と、
前向きに考えられるのと、

「もうだめだ。負けちゃうかも」と、
後ろ向きに考えるのでは、
その後の
得られる結果は変わります。

けれど、
前向きな選手ばかり集まったチームだと、
後ろ向きに考える選手を突き放し、

「なんとかなる!」
「大丈夫大丈夫!!」

と、
具体的な方法を考えることを
放棄してしまいます。

具体的な方法や
アイデアを考えるために
必要になるのが、
後ろ向きな思考を持つ選手。

「もしかしたら負けるかも…?」
「不安で緊張する…」

こうした考えを持つ選手が
いてくれるおかげで、

「どうしたら勝てるかな?
 もっとちゃんと考えてみよう!」
「どこが不安に感じる?
 その不安をみんなで取り除こう!」

という対話が
チーム内で生まれます。

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悩みに負けてしまわず、
自分なりの新しい見方、
解釈を見出して、その悩みを
乗り越えていくことが大切である。
ー松下幸之助
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「もし負けてしまうとしたら、
 どんなことが原因になるかな?」

前しか見えなくなっているチームでは、
冷静さを取り戻すために、
あえて後ろ向きな視点を与えてあげる。

素晴らしい魅力的な試合をするために
チーム全体で乗り越えていくことで、
さらに
素晴らしいチームにつながります。

前向きに考えることが良い、
後ろ向きはダメ、
ではなく、
自分たちで
思考を選択できる選手を
育てましょう。

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◎まとめ

  1. 前向きな思考だけが全てではない。
  2. 目的に合わせて思考を選択する重要性。
  3. 選手は異なる思考を持ち、試合に影響される。
  4. 後ろ向きな視点も重要な契機となる。
  5. チーム内対話が成果を生み、選手個々に思考を選ぶ力を養う。

 

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