「ついつい怒鳴ってしまう」
「ほんとは怒りたくなんてない」
あなたは、
もっと肩の力を抜いて、
子どもたち選手の力を
引き出せたらいいのに・・
とは思いませんか?
「あーーーーなんでまた言わせるんだ!」
僕も昔は選手に対して、
怒鳴る・叱るという関わりをしていました。
僕の中でのリーダーの理想像はラモス瑠偉。
熱い言葉と情熱的、
強いカリスマ性でグイグイ引っ張っていく、
まさにリーダーといったイメージ。
僕はずっとラモス瑠偉さんのように
なりたかったんですよね。
でも、
そうすればそうするほど、
うまく行かないんです。
そう、
全然子どもたちが
ついてきてくれない・・。
ラモス選手にはあんなに人が
ついていくのに、なぜ・・・。
とずっと考えていました。
そんな時です。
「しつもん」を通じて
子どもたち選手の力を引き出せることを
知ったんです。
思わず「これだ!」と
飛びついたのが十数年前のこと。
もう、目から鱗とは
こういうことか!と、
自分自身から沸き上がる興奮を感じたことを
昨日のことのように覚えています(笑)
ラモス瑠偉さんが
グイグイ引っ張るリーダーだとしたら、
みんなの意見を聞いて、
力を引き出し、まとめる力を持つリーダーは
長谷部誠選手のイメージでしょうか。
積極的に対話をし、
チームのコンセプトをみんなで作り上げて行く
姿はまさにそういえるかもしれません。
しつもんを通じて
指導をすることで
得られるものはたくさんあります。
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1. 肩の力を抜いて指導ができる
2. スポーツの専門的知識は必要ない
3. 対話をするだけ
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僕はずっと指導者とは
「(子どもたちよりも)
サッカーの知識や経験がある僕が、
子どもたちに教えること」
だと、思っていました。
でもそうすると、上には上がいるんですよね。
ましてや僕と一緒にコーチをしていたのは
日本代表の選手や元Jリーガーの方々。
そんな環境でいつも
肩肘はって指導をしていました。
でも、しつもんは子どもたち選手の力を
「引き出す」ことがお仕事。
「教える」ではなく「引き出す」んです。
そう考えてみると、
専門的な知識はあったほうが
ベターですが、
ベストではありません。
知ってるがために、
自分の枠の中の理解を押し付け、
反対に子どもの可能性を
閉じてしまうこともあります。
肩の力を抜いて選手の力を引き出すために、
意識したい大切なこと、それは、
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1. 選手の答えはそうだよねと受け止める
2. どうしたらいいと思う?と問いかける
3. 背中を押し、信じる。
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選手には選手なりの考えがあります。
どんな答えであっても
自分の想いだけに引っ張ることをせず、
まずは「そうだよね」と受け止めてあげる。
その上で、
「どうしたらいいと思う?」
こう問いかけるだけで、
選手自らアイデアや改善策を
答えてくれます。
その答えを聴く事ができたら後は、
「よっしゃ!それでやってみよう!」
と背中を押してあげる。
もちろん中には
「それは絶対失敗するぞ(笑)」
というものもあります。
でも、
僕ら大人も同じように、
やってみないと、
体験してみないとわからないんです。
ですので、
そうした失敗も、
後の成功につながると信じて、
背中をおしてあげましょう。
リーダーの仕事は開かれているが、
ボスの仕事は隠されている。リーダーは導くが、
ボスは強いる。
ーセオドア・ルーズベルト(米国大統領)
グイグイ引っ張るリーダーが悪くて、
まわりと協調し進むリーダーが良いと
言っているわけではありません。
目的は
子どもたち選手が
その子らしく輝くこと。
そのために、
できることをひとつずつ
カタチにしましょう。
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