子どもたち選手の考える力を育むためには、
一つ一つの行動に対して、
自分に「どうして?」と問いかける機会を作ることが効果的です。
たとえば、プレーの選択。
サッカーであればボールを持っていると、
様々な選択をすることができます。
パスもできればドリブルもでき、
シュートの選択もあるかもしれません。
「どうしてあの選択をしたの?」
「あのとき、どんなことを考えてた?」
そう問いかけることで、
子どもたち選手の「考える」を刺激し、
考えるクセを育むことができます。
人間の偉大さは、考える力にある。
– パスカル
これは、
日常生活の中で意識的に取り組むことによって、
子どもたち選手の「考える力」をより磨くことができます。
僕らは日常生活の中において、
たくさんの選択をしています。
今日は何を食べよう?
明日は何時に起きよう?
どっちの映画を見よう?
そうしたときに、
なぜ、自分はこの選択をしたんだろう?
なぜ、この映画を選んだのだろう?
と、理由を自分に問いかけて、自分で答えてみる。
意識的に考えることによって、
それが自然とクセになっていきます。
日常生活を振り返ってみると、
行動を選択する機会はたくさんあります。
気づいたときに、考えてみるだけでも、
考える練習を積み重ねることができます。
あ、でもここで注意したいのは、
完璧にやろうとしないこと。
気がついたときに気楽にやろう、
といくらいのスタンスでもいいかもしれません。
すべての行動に「どうして?」なんて
問いかけていたら疲れてしまいます。
自分への問いかけがクセになったら、
今度は子どもたちに問いかけてみましょう。
レストランでメニューを選んだときに、
「どうしてそれにしたの?」と問いかけてみる。
洋服を選んだときに
「どうしてそれを選んだの?」と問いかけてみる。
ひとつひとつの「考える時間」は少なくても、
積み重ねることによって、大きな差が生まれるはずです。
自分の行動を説明することで、
考える力を磨くことができます。
まずは僕らから。
そして、子どもたち選手の考える力を
磨く機会をつくりましょう。