失敗は「あいつのせい!」で終わらせず、チームで向き合おう

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「うちの選手は、人のせいにしてばかりなんです」

チームメイトがペナルティキックを外してしまった。

ここを決めれば逆転! というフリースローを外してしまった。

9回2アウト満塁。
素晴らしいピッチングで全員を凡打に抑えた!
と思ったのも束の間、ショートがタイムリーエラー。

そんな時、
僕らはついつい「何やってんだ!」
怒鳴りたくなるかもしれません。

チームメイトの失敗を
責めたくなるかもしれません。

けれど、
失敗を責めても
チームの雰囲気は悪くなるばかり。

あいつのせいで負けたと、
人のせいばかりにしていては、
成長はストップしてしまいます。

そんな子どもたち選手と
一緒に考えたいのは、
自分にできたことはなかっただろうか?という視点。

「もし、自分にも責任があったとしたら何ができただろう?」

僕ら大人同様、
子どもたち選手もチームメイトのミスにイライラし、
本来の実力を発揮できなくなることがあります。

そして試合終了後には、
「お前があそこでミスしなければ!」
とお互いのミスを責め合うチームになってしまうのです。

「ゴールキーパーが致命的なミスをして、それが決勝点になり負けてしまった。
じゃあ、そのことについてフォワードの選手に責任は何パーセントあるかな?」

そうすると多くの選手は

「いや、僕には責任はない」

「キーパーのミスでしょ」

と口を揃えます。

反対に

「ディフェンスは頑張って無失点。
けれど攻撃陣がふるわず、得点をとることができなかった。
では、ゴールキーパーをはじめとした
ディフェンス陣に責任は何パーセントあるかな?」

と問いかけると、

「フォワードが点を取れないのが悪い」

「あそこで外さなければ・・」

「チャンスはたくさんあったのに・・」

といった答えが返って来ます。

けれど、
本当にこうした考えで
たくましいチームや成長する選手になれるでしょうか。

一生懸命だと知恵が出る。
中途半端だと愚痴が出る。
いい加減だと言い訳が出る
ー 武田信玄
 
 

「もし、自分にも責任があったとしたら何ができただろう?」

「自分にできることは何があったかな?」

そう考えることができる選手は、
チームメイトのミスを自分の力にすることができます。

失敗を責めるのではなく、
失敗から学ぶことができます。

子どもたち選手や
チームメイトのミスを叱責することは簡単。

誰にだってできます。

けれど、
もし自分にも100パーセントの責任があったとしたら・・・?

と、問いかけると、
また違うアイデアや改善策が生まれます。

1人の責任で終わらせず、
チームの力に変えましょう。

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