楽しみにしていたはずの練習でも
朝になると「行きたくない…
「まだ寝ていたい…」とつぶやく子ども。
そんな姿に、「なんで行きたくないの?」
「ちゃんとしなさい!」と
つい言いたくなってしまうこともありますよね。
でも、無理に引っ張るよりも
そっと“問いかける”だけで子どもの気持ちが少し前を向くこともあるんです。
今回は、練習に行きたがらない朝に効果的な「一言質問」についてご紹介します。
行きたくないのは“甘え”じゃない

子どもが練習に行きたくない時、それは疲れ、緊張、不安、プレッシャー…何かしらのサイン。
まずは「気持ちに気づいてもらいたい」という心の叫びかもしれません。
大人ができるのは、その気持ちに“寄り添う”一言をかけること。
否定でも命令でもなく、心を開くきっかけとなる質問です。
おすすめの“朝の一言質問”

●「今日は、どんなことが不安に感じてる?」
→ 気持ちを言葉にするだけで、心が少し軽くなります。
●「体が疲れてる感じ?それとも気持ちがしんどい?」
→ 状態を整理することで、必要なサポートを一緒に考えられます。
●「行ったら“ちょっと良かったかも”って思えること、あるとしたら何?」
→ ポジティブな想像が、少し背中を押してくれます。
●「休みたい気持ち、〇〇(親)はちゃんとわかってるよ。その上で、どうしたい?」
→ 信頼と選択肢を与えることで、自分で決める力を育てます。
●「終わったあと、どんな気持ちで帰ってきたい?」
→ “ゴールの感情”を意識することで、気持ちを前向きに切り替えやすくなります。
声かけのポイント

・理由を詰めない
「なんで行きたくないの?」より、「どうしたの?」とやさしく。
・行く/行かない の判断を焦らせない
「少しだけ準備しながら考えようか」など、余白をもたせて。
・行けたときはしっかり認める
「今日はよくがんばったね」「行けてよかったね」と声をかけると、次への自信につながります。
最後に
子どもが「行きたくない」と言う時、心の奥には“自分でもよくわからない不安”が隠れていることも。
そんな時に「気持ちをわかってくれる大人」がいることは、何よりの安心になります。
ぜひ、「今日は、どんな気持ち?」のひと言から始めてみてください。
それが、子どもをもう一歩前へ進ませる力になります。
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