チームの課題を解決するには、たぶんやきっとを手放すこと。


「本人はどう思ってるんですか?」

子供たち選手やチームの
課題を解決する上で
大切なことがあります。

それは、
「事実を確認すること」

僕らはついつい
推測で物事を判断し、
その結果、
見当違いの行動を起こしてしまう
ということがよくあります。

大学生のときのことです。

僕の友人が好意を抱いている(であろう)
女の子とその友達、
計4人で海へ遊びにいく機会がありました。

僕自身は彼が好意を抱き、
行動を共にしている
女の子が好みのタイプだったのですが、
「友人のためだ」と、
彼の幸せを願い、
手を引くことにしました。

けれど、
日も暮れ、
帰りの電車の中でのこと。

彼から
「実は俺、
 お前と一緒にいた彼女が
 タイプだったんだよ」
と、打ち明けられたんです。

その瞬間、
2人してお互いに気をつかっていたことが
おかしくて吹き出してしまいました。

途中で彼に
「どっちがタイプ?」と聞き、
事実を確認していれば
お互いもっと楽しめたはずなんです(笑)

チームでも
同じことが起こります。

「あの子はきっと
 家で嫌なことがあって・・」

「本人は上を目指したいと
 考えていると思うのですが・・」

「言わなくても
 おそらく伝わってますよ・・」

子供たちを支える
コーチや監督、保護者の方と
チームの課題や問題点について
話させて頂くのですが、

「たぶん」や「きっと」、
「おそらく・・」

といった主観的な言葉が多く飛び出し、

「本人は何と言っているんですか?」

と、お聞きすると
答えに戸惑ってしまうのです。

ハットトリックを達成した選手に

「今日のキミは素晴らしかった!!」

と最大級の賛辞を送り、
選手自身も
自分のプレーに納得しているだろう、
と考えている場合でも、

本人は「まだ点を穫れた」
と、反省していることもよくあります。

大切なこと。

それは、
事実を確認すること。

「東京の気温は26度」
は事実ですが、

「東京はあつい」
は僕の主観でしかありません。

沖縄の方からすれば
涼しいかもしれませんし、
同じ東京の方でも
捉え方が違います。
 
 

 
ただ僕は、
自分の見るものによく注意するよう
修練を積んでいるというだけの話です。
ー シャーロックホームズ


日本には

「言わなくてもわかる」

「阿吽の呼吸」

といった言葉があります。

そうした極上の
関係性を築けたら
ほんとにすてき。

けれど、
その言葉に甘え、
コミュニケーションを怠るのは
もったいないですよね。

「たぶん」や「きっと」、
「おそらく・・」を手放し、

本人に聞く、
をはじめましょう。

事実をもとに
課題を解決しましょう。

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