
子どもたち選手の
練習や活動の取り組みを振り返り、
成長を後押ししてくれるのが「フィードバック」
フィードバックとは、
行動に対して具体的に注目し、
僕らが感じたことや考えていることを、
相手の心に届く形で伝えること。
単に「良かったよ」と伝えるだけでなく、
具体的にどんなところが良かったのかを伝えてあげることで、
次の行動が明確になります。
また、
フィードバックの目的は、
子どもたち選手の「もっと上手くなりたい」という気持ちを刺激し、
成長のサポートとなり、パフォーマンス向上の手助けになること。
ですので、
「あれが悪かった。ここを治しなさい」と批判ばかりを伝えていては、
「もう練習したくない」と、行動の源となるやる気を奪ってしまいます。
シミュレーションとフィードバックなしには
上達は見込めない。
– アンダース・エリクソン(心理学者)
子どもたちに対して、
「フィードバックの質」を高める第一歩は、
3つのしつもんにあらかじめ答えておくことです。
「この時間が終わったときに、子どもたちにどうなって欲しいだろう?」
「もっとも伝えたいことは何だろう?」
「伝えなくてもいいことは何だろう?」
練習中や授業中、
子どもたちに伝えたいことは多岐に渡ります。
僕ら大人は、
子どもたちよりも一歩まえに進み、
たくさんの経験を積んでいる分、
あれも伝えたい、
これも伝えたいと思うものですし、
ひどいときには当初の目的を忘れ、
あれもこれも、とフィードバックしっ放しということも少なくありません。
(フィードバックばっくならまだしも批判しっぱなしというコトも。)
けれど、
僕らが思いつくままにフィードバックをしていては、
子どもたち自身も
本来の目的を見失ってしまいますし、
集中力も途切れてしまいます。
今日の時間は、
「集中」について考える時間にしよう。
そう決めたら、
そのことだけに意識を向け、
フィードバックの焦点を向けましょう。
学びの途中の選手たちですから、
気になることはたくさんあるかもしれません。
言葉づかいや、
練習の取り組み方、
技術的に劣ることなどが
パッと目についても、
グッとこらえ、
集中にだけ意識を向け、フィードバックをする。
そうすることで、
時間の質も高まりますし、
集中についてしっかりと向き合い、考えることができます。
子どもたち選手に
効果的なフィードバックをすることで、
成長をサポートしましょう。
◎この記事のポイント
・取り組むべき目的を見失わないようにしよう
・フィードバックをする前に、3つのしつもんに答えよう
◎この記事のしつもん
「この時間が終わったときに、子どもたちにどうなって欲しいだろう?」
「もっとも伝えたいことは何だろう?」
「伝えなくてもいいことは何だろう?」
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