子どもたちには
いつだって挑戦をしてほしいですよね。
でも、僕たち大人のかかわり方で
その意欲がそがれてしまう場合があります。
ひとつは、
大人に任せたほうが楽ができる
もうひとつは、
僕ら大人が恥ずかしさをつくってしまうこと。
うまくできなくても
失敗しても
子どもが自分で取り組んだことを
受け止めて
認める雰囲気作りが
大切です。
子どもたちが挑戦しなくなるには、
いくつかの理由があります。
ひとつは、
僕ら大人に任せた方が楽ができること。
もうひとつは
僕ら大人が「恥ずかしさ」をつくってしまうこと、です。
3歳児の甥っ子は楽をするのが得意です。
というよりも、
祖父や祖母が楽をさせてあげているといった方が
適切かもしれません。
「仕方ないな、手伝ってあげるよ」
「代わりにやってあげる」
「ほら、そのやり方じゃうまくいかないよ」
靴を履くのも、
ご飯をよそうのも、
ペットボトルの蓋を開けるのも、
すべてやってくれます。
ですから、
そんな彼の口癖は「無理」になりました。
だって、
その口癖を唱えると、
祖父と祖母が「仕方ないなぁ」とやってきてくれるんですから(笑)
2つ目は、
僕ら大人が「恥ずかしさ」を感じる環境を作ってしまうこと。
小さい子どもたちは、
サッカーボールをうまく扱うことも、
バランスを保って走ることも上手ではありません。
うまくできなくたって、
失敗したって、
転んだって、
その行為に夢中になり、
いつも楽しそうです。
けれど、
失敗した子どもに対して、
僕ら大人が過度に接してしまうと、
「失敗しちゃいけないんだ」
「転んじゃいけないんだ」
「うまくいかないことは恥ずかしいんだ」
と、自分に難しそうだと感じると、
すぐに挑戦するのをやめてしまいます。
あなたの中には表現されるのを待っている
力強い天才がひそんでいる。
それは教育やしつけでは
抑えつけられなかった力だ。
– ジョージ・オーソン・ウェルズ
僕ら大人が子どもたちの代わりにやってあげること。
失敗やミスを過度に扱ってしまうこと。
これらは、
子どもたちの「挑戦」する気持ちを奪ってしまうかもしれません。
「失敗したっていいんだよ」
「僕ら大人も失敗するんだよ」
「恥ずかしいことでもなんでもないんだ」
言葉や行動、環境を整えて、
そうした雰囲気を作ることが重要です。
子どもたち選手の
「挑戦」する気持ちを育みましょう。
◎まとめ
- 子どもたちが挑戦し、成長する機会を大切にすべき。
- 大人たちは子どもたちの挑戦を奨励し、サポートする役割を果たす必要がある。
- 子どもたちに安易に楽をさせる機会を提供しすぎないように気をつけるべき。
- 失敗やミスを過度に扱い、恥ずかしいと感じさせないようにする。
- 失敗は成功への道であることを伝え、挑戦したくなるかかわりをもつ。