選手と一緒に変わるための3つのステップ


子どもたち選手も、
僕ら大人も「習慣」の生き物です。
ですので、
僕らは昨日やったこと
たぶん今日もやります。
何かを変えようとするときに
僕らを困らせるのは、
意識して行動を起こさないといけないこと。
そして、
その行動はなかなか長続きさせることが
難しいことですよね。
けれど、
僕らがすでに毎日している
歯磨きや洗濯のように、
メリットとやり方を工夫すれば
習慣化することができます。
では、
実際に変わるためには
どう実践すればいいでしょう。

 
選手と一緒に変わるための3つのステップ
1. 目標を設定する
2. 現在地を知る
3. 行動を起こす


 
自分を変えるには
三段階のプロセスを踏んでいく
必要があります。
第一のステップは
「目標を設定する」です。
僕らは習慣で動き、
現状を維持したいという
本能があります。
ですから、
自分を変えるには、
強くそう思える理由が必要です。
子どもたち選手への指導でも、
仕事でも家庭でも、
「自分にとってもっとも大切な
 ことは何だろう?」
この問いかけに対する
答えを持ち、
その答えを優先して行動するには
どのようにすればいいのか?
をじっくり考えることが大切です。
そうすることで、
「変わる」ことへの質の高い
エネルギーが生まれますし、
進むべき道を指し示してくれる
コンパスのような役割を果たしてくれます。
第二のステップは
「現在地を知る」です。
進みたい道を明確に描くためには、
いまの自分を包み隠さずに、
観察することが必要です。
子どもたちにどんな言葉をかけ、
どんな指導をしているでしょう。
何を食べ、
どれくらい集中し、
どのくらい情熱をもって
関わっているでしょう。
僕らはついつい、
良いとこばかりをみたり、
逆に過剰な被害者意識をもって
しまいがちです。
自分のいまの現在地を
見つめることで、
進みたい道を明確に描きましょう。
第三のステップは
「行動を起こす」です。
「こうなれたら最高だな!」
という自分の理想の姿と、
現在の自分の姿との溝を埋めていきます。
「どのようにしたら、
 理想の姿に一歩近づくだろう?」
理想の姿を達成するためには
どんな行動をするのかを
細かく決め、
設定した時刻に行うことが
行動を続ける上で大切です。
子どもたち選手も僕ら大人も、
ついつい大きな行動を考えてしまいがち。
けれど、
1週間で1回、
35分間練習するくらいであれば、
毎日5分間、
練習することをおすすめします。
そうすることの方が、
僕らの体に習慣として
行動が染み込み、
意識せずとも行動を起こすことが
できますもんね!


人間とは、
その人がくり返し行っていること
そのものである。
ーアリストテレス
 

  
大きな丸い鉄球を動かすためには、
最初は相当な力がいるかもしれません。
けれど、
一度動き出してしまえば、
鉄球は小さなエネルギーでも
どんどんと転がり始めます。
子どもたち選手と一緒に
自分を変えるステップを
実践しましょう。
理想の姿に近づくために、何をしたいですか?



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