選手の結果を変える言葉の使い方

先日、試合を観戦しに
行ったときのこと。

応援しているチームの
結果は出ませんでしたが、
随所でトレーニングしてきたことを
発揮してくれる子供たちが
とても輝いて見えました。

会場にはたくさんの
チームが参加していました。

試合を観戦する中で
気になったこと。

それは、
言葉の使い方です。

言葉は僕らの
行動を変えるほどの力を
持っています。

けれど、
それを意識しているチームは
多くありません。

サッカーに限らずスポーツはすぐに
うまくなることはできません。

けれど、
言葉はすぐに変えることができます。

自分自身が「意識する」だけ。

たとえば
僕らは
失敗したくないのに、
失敗します。

それはなぜでしょう?

僕たちの脳は「否定形」の言葉を
理解できないそうです。

イメージできない
といった方がいいかもしれません。

たとえば、
「ピンクのゾウをイメージしないでください。」
と言われても脳は勝手に反応して
ピンクのゾウをイメージしてしまいます。

試合中に
「ミスしちゃだめ!」
「負けるな!」
と伝えると、

「ミスする」
「負ける」
というイメージだけが
子供たちの脳に強く刻まれてしまうんです。

その結果、
ミスをしてしまう。

子供たちがもっと小さい頃、
お味噌汁などの汁物を運んでもらいたいとき、
「こぼさないように、運んでね」
と伝えたのに、

まんまと子どもがお味噌汁をこぼしてしまい、
「だから、言ったでしょ!」
と叱ってしまった。

そんな経験は
ありませんか(笑)?

子供の脳から言わせると、
「こぼさない」=「こぼす」
ですので、

「お母さんがこぼせと言ったじゃないか!」
となるわけです(笑)

いろんなチームの試合を
観戦していても、
否定の言葉のオンパレードです。

「負けるな!」
「そこにパスを出すな!」
「スローインは足を離すな!」
「転ぶな!」
「緊張するな!」

多くの場面で
「するな!」と伝えたことが
起こってしまいます。

そして、
「何度言ったらわかるんだ!?」
と怒られてしまう。

これでは選手も
ちょっとかわいそうですよね。

 
感情を好ましい状態に持っていく
言葉の使い方、
それは明るく肯定的な言葉を
使うように心がけることです。
– ジョセフ・マーフィー
 


その中でもひとつのチームだけ
素敵な言葉を使い続けている
チームがありました。

そのチームがしていたこと、

それは、
肯定文で伝えてあげるです。

「失敗しないようにしよう」
ではなく、

「成功するように行動しよう」
と伝える。

「緊張するな」ではなく、
「リラックスしよう」と伝えてあげる。

「点を入れられないようにしよう」ではなく、
「0点に抑えよう」と伝える。

2つの意味合いはおなじ。

けれど、
そのあとの行動も成果も
驚くくらい変わってきます。

子供たち選手の
期待している動きや
成果をあげてほしい。

という想いは一緒。

けれど、
言葉の使い方ひとつで
脳の働きが
まったく違うものになります。

普段、
自分自身がどんな言葉を
使っているか。

ちょっと意識して
気にしてみて下さいね。

ノートにメモをするのも
いいかもしれません。

もしかしたら
その言葉をちょっと工夫するだけで
望んだ結果を引き寄せることができますよ。

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