
質問をする力のある人は
シンプルないくつかの質問を
選手たちに投げかけます。
決して、一度に
たくさんの質問をしている
わけではありません。
1つ質問をして、
時間をおく。
1つの質問をしたら、
その質問を1人歩きさせて、
選手に自問自答する機会を与えています。
子どもたち選手が
今までに考えたことのなかった
無意識の範囲まで考えてもらうためには、
質問しすぎないことが大切です。
質問をしすぎず、
選手に自問自答してもらう
方法の1つは「沈黙」
けれど、僕たちは
ついつい沈黙が訪れると
質問をしすぎてしまいますよね。
選手の表情や
会話の間を観察していれば、
選手が考えていないのか、
それとも、
考えを巡らしているのかは
すぐにわかるはずです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
沈黙は会話のなかの一つの偉大な技術である。
自分の口を閉じるときを知る者は馬鹿ではない。
ーハズリット
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
質問をした後で、
子どもたち選手から
すぐに答えが返ってこなくても、
ちょっとその沈黙を
楽しんでみる。
そうすると、
選手から口を開いてくれることも
ありますし、
沈黙があることで、
選手に考える時間が与えられ、
頭の中を整理することもできます。
子どもたち選手との
あいだに流れる沈黙を楽しみましょう。