- 一生懸命、練習をしているのになかなか結果がついてこない
- 本番になると緊張して実力を発揮できない
こうした現状は
子どもや選手本人はもちろん、
保護者のみなさんもとても不安になりますよね。
- 「こんなに努力しているのに」
- 「自分はダメなんだろうか」
このように
自信を失ってしまうこともありますが、
メンタルトレーニングを実施し「あるコツ」をつかむことで、誰でも心の持ち方を自然とより良いものにすることができます。
この記事では、
日本代表チームから地域で1勝を目指す選手まで、様々な子どもと関わっている僕が「なかなか勝てないときの心の持ち方」についてお伝えします。
本などでも紹介している内容ですので、
「一生懸命、練習をしているのになかなか結果がついてこない」と悩んでいる方はぜひお読みください。
内容まとめ
- スポーツは思うような結果がでないことがある
- 本人はどうしたいのか?
- 無理やり「ポジティブ」は効果がない
- 結果だけではなく、準備に意識を向けよう
スポーツは思うような結果がでないことがある
スポーツは自分の思い通りに進めることは難しいものです。
全てが自分の思い通りに
コントロールできれば良いのですが、
そうはうまくいきません。
- 天候や風向きや気温
- ピッチのサイズやコンディション
- レフェリーのジャッジ
- まわりから聞こえてくる歓声
- 過去や未来からくる不安
そして、とくに、
相手がいるスポーツは、
選手がどんなに素晴らしいプレーをしても、
対戦相手がそれを上回ることがあります。
最高のパフォーマンスを発揮しても
結果が出ないことがあるのです。
本人はどうしたいのか?
「結果が出ないならやめた方がいい」
そうした言葉を耳にすることがあります。
たしかに、ビジネスでしたら、
お客様が必要としているものを届けられず、
売上をあげることができないのであれば、
その市場から撤退することも必要かもしれません。
けれど、
「結果が出ないならやめた方がいい」
という選択をしているのは、誰でしょうか?
子ども自身が
- 「勝てないから、勝てる競技をしたい」
- 「もっと、自分の良さを出せるスポーツがしたい」
- 「勝ちたいから、違うことをしたい」
そう、思っているのなら、
他の競技へ転向することも良いと思います。
けれど、
「やめる」という選択をしているのが
まわりの大人の方なのであれば、ちょっと悲しいですよね。
もし、
あなたに好きなことがあり、
結果は出ないけれど、
夢中になっていることがあったとします。
- 「やっていることが楽しい」
- 「このスポーツが好き」
- 「成長を感じられて面白い」
はたから見れば、
決して上手くはいっていないけれど、
好きで、
時間を忘れて取り組めるものを取り上げられたら
どんな気持ちになるでしょうか。
子どもたち自身が、
いまの現状を踏まえた上で、
「どうしたいか?」
その答えに耳を傾けることが重要です。
無理やり「ポジティブ」は効果がない
結果ばかりに意識が傾くと、
不安はよりいっそう大きくなります。
- 「次の試合で勝てるだろうか」
- 「ミスなく終えることができるだろうか」
- 「失敗しちゃったらどうしよう」
考えれば考えるほど、
不安は大きくなるばかり。
「よし、考えるのをやめよう!」と
無理やりに思考をストップしようと試みても、
頭のどこかで引っ掛かりがあります。
結果だけではなく、準備に意識を向けよう
意識の矛先を違うものに変えましょう。
「不安をなくそう」と考えても、
なかなか不安は無くなりません。
で、あれば、
不安に寄り添い、
どうすれば自分らしく輝けるか?
そのアイデアに意識を向けましょう。
- 「どうすれば、自分の力を発揮できるだろう?」
- 「そのためにどんな準備をしよう?」
- 「力を発揮するためにできることは何だろう?」
試合の結果をコントロールすることはできませんが、
自分の力を最大限に発揮するために、
それまでの時間の使い方をコントロールすることはできます。
「次の試合が終わった時にどうなっていたら最高?」
「そのために、今日の練習はどんなことを意識しよう?」
いま、できることに意識を向けることで、
不安を抱えながらも前を向いて行動する
しなやかさを一緒に見につけましょう。
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