ハロウィンもトレーニングも「やりたくなる環境づくり」から

「みんなをビックリさせたいんだ」

20代の頃、ロンドンに住んでいる友人宅で
ハロウィンパーティーを体験したときのことです。

僕はいままで仮装もしたことなかったですし、
せいぜい、「ハロウィン」という名目で
友人とご飯に食べに行く程度でしか楽しんだことはありませんでした。

けれど、ロンドンの彼は
ハロウィンに対する情熱が凄いんですよ。

家の中はいちめん真っ黒にしちゃうし、
発泡スチロールで自分のお墓つくったり、
照明をオレンジに塗ってハロウィン仕様にしたり。
後片付けのことを考えるとちょっと嫌になるくらいです。

「なんでここまでするんだろう?」

そんな疑問を抱えている僕に別の友人が教えてくれたんです。

「あいつの行動のすべてはゲストを楽しませるためだよ。
 僕らはそうやって育ってきたんだ。」

玄関をあけたら別世界。
友人や訪れた人に異空間に飛び込んで
パーティーの時間を目一杯楽しんでもらう。

そのために彼は数週間も前から準備して来ました。

これは
僕らが子どたち選手と関わり、力を引き出すことにおいても
おなじことがいえるかもしれません。

ゲームに夢中になり、
「やめなさい」と伝えてもいつまでも続けるところには
ヒントがあるはずです。

そこには、きっと、
「楽しい!」
「もっとやりたい!」
というきっかけやアイデアが盛り込まれているはず。

そうした要素を
練習などに取り入れることによって、
「まだやりたい」という気持ちを
引き出すことができるかもしれません。


「人の行動を変えよう」というのはおこがましい。
環境が変わればスイッチが入って、結果として行動が変わってくる。
子供もそうだと思う。やれと言ってもやらない。
「やりたくなる」ようなきっかけや環境を作っていくことが大事だ。
ー漆紫穂子(品川女子学院校長)

 

彼が招待した友人達はみんな口を揃えて
「最高だった」と、帰っていきました。
それは、彼のつくった環境を素晴らしいと感じたから。

家の内装はもちろんおもてなしの心も。
ついつい楽しい気持ちになる環境が整っていました。

「どんな環境が子どもたちのやる気を引き出すだろう?」

子どもたち選手が「またここで練習をしたい」
「ずっとここでスポーツをしたい!」と感じる環境を作りましょう。

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