「どうしてお兄さんは
この仕事してるの?」
親子向けの講座で講師をしていると、
突然、小学生の女の子から
こう聞かれました。
「たくさんお仕事あるでしょ?
どうしてこの仕事してるの?」
もし、
◎さんは子どもから
そう問いかけられたら、
なんと答えますか?
僕自身は、
この時をさかいに、
「そうだ、
だから僕はこの仕事をしているんだ」
という理由がみつかったんです。
「どうして?(why)」や「なぜ?(why)」
というしつもんには、
本当の目的を見つける力があります。
「なぜ、
この仕事をしているんだろう?」
「なぜ、
勝ちたいんだろう?」
「なぜ、
もっとうまくなりたいんだろう?」
そう問いかけることで、
本当の目的を思い出し、
やる気も自然と高まってきます。
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確固たる目的や課題を持ち、
そこに向かっていくとき、
人は輝きを放つのです。
ー岡田武史(元日本代表サッカー監督)
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「コーチ」というお仕事。
コーチとは、
元々は「馬車」という意味で、
その後、
「目的地まで送り届ける」
という意味で使われていき、
「指導者」のことをコーチと
いうようになったそうです。
最初の頃は、
ついつい子どもたちを
導こう、導こう、
としていました。
自分の「こうするべき」
という答えを、
子どもたちに押しつけていたんです。
けれど、
コーチの言葉の由来は
「馬車」であり
「目的地へ送り届ける」こと。
そう考えてみると、
目的地を決めるのは
馬車に乗る子どもたち自身
なんですよね。
「どうして?」
「なぜ?」を活用して、
子どもたちの本当の目的に寄り添い、
送り届けるサポートをしましょう。
P.S.
その時は曖昧な答えしか
伝えられませんでしたが、
いまでは胸を張って答えることが
できそうです。