発表会、試合、テストなど
子どもが「緊張する場面」はたくさんありますよね。
「練習したのにうまくできるか心配…」
「失敗したらどうしよう…」と
不安でいっぱいになってしまう子も少なくありません。
そんな時、大人の“問いかけ”次第で
子どもの気持ちが少し軽くなり
自信をもって挑めるようになることがあります。
今回は、緊張しすぎる子どもの不安を和らげるための
「質問の工夫」についてご紹介します。
不安を和らげるカギは“整理と共感”

緊張や不安を感じるのは、子どもが「うまくやりたい」「失敗したくない」と一生懸命だからこそ。
それを「気にしすぎ」と否定せず、気持ちに寄り添いながら、整理を助ける問いかけがとても大切です。
おすすめの質問例

●「どんなところが一番ドキドキしてる?」
→ 不安の“正体”に気づくことで、気持ちが落ち着きやすくなります。
●「その気持ち、どんなふうに体に出てる感じがする?」
→ 身体感覚を言葉にすることで、自分を客観視できます。
●「前にも同じような場面あった?その時どうやって乗り越えた?」
→ 過去の成功体験を思い出すと、自信につながります。
●「終わったら、どんな気持ちになっていたい?」
→ “終わった後の自分”をイメージすると、前向きな気持ちが生まれます。
NGな声かけに注意!

×「大丈夫でしょ!」「緊張する必要ないよ!」
→ 本人にとっては真剣な気持ち。軽く扱われたように感じてしまいます。
×「失敗したらどうするの?」
→ 余計なプレッシャーを与えてしまう原因になります。
安心感を育てるための工夫

・「緊張してるのは、それだけ真剣な証拠だよ」と伝える
→ 緊張=悪いことではない、という認識を育てましょう。
・「終わったら好きなことしようね」と“楽しみ”を提示する
→ 不安から意識を離すことができます。
・“一緒に深呼吸”など、身体的なリラックス法も効果的
→ 質問と合わせて心と体のバランスを整えるサポートを。
最後に
緊張や不安は、誰にでもある自然な感情です。
大切なのは、その気持ちに寄り添い、子ども自身が整理できるように手助けしてあげること。
ぜひ、「どこが一番緊張してると思う?」という質問から、子どもの心をそっと支えてあげてくださいね。
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