「やる気を出せ」ではなく「やる気が出ちゃう」きっかけを作ろう

「もっとやる気を持って取り組んでもらうためには、どうしたらいいだろう?」

これは、
子どもたちと関わる僕ら大人であれば
誰しもが一度は疑問に思うことかもしれません。

1つの解決策は「好奇心」です。

いかに、
子どもたちに興味を持ってもらい、
「もっと知りたい!」という好奇心を
自然と引き出せるかが、
やる気を持ってもらうためには大切です。

興味のあることには、
子どもたちは自然と好奇心を持ち、
自らの欲求を満たそうと、探求を続けます。

「この手の位置だと、スムーズに泳げるんだ」
「ここを蹴ると、まっすぐボールが飛ぶんだね」
「どうすれば、早く滑れるだろう?」

目の前のことに
興味や関心を抱き、
自然と好奇心が溢れてきたとき、

「もっと知りたい!」と姿勢が変わり、

疑問を持ち、
質問を投げかけ、
問題を解決し、
新しい可能性を開いていきます。

でんじろう先生の
「空気砲」を見た子どもたちは、
自然とその空気の輪に興味を持ち、

「なんでそうなるの!?」と
興奮気味に質問を投げかけ

「僕もやってみたい!」と姿勢が変わり、
自然と理科や科学の世界に
触れていきます。

「何かを学んで欲しい」
「もっとやる気を出して欲しい」
「意欲的に取り組んで欲しい」

と願う僕たち大人ができることは、
「やる気を出せ!」と伝える前に、
彼らに興味を持ってもらえるようなきっかけをつくること。

僕ら大人も興味のない本は
いつまでたっても、
なかなか読み進められないのと同じように、

子どもたちも興味のないことは
やる気を出してはくれません。

 

僕たちは前進を続け、
新しい扉を開き、
新たなことを成し遂げていく。

なぜなら、
好奇心が旺盛だからだ。

好奇心があれば、
いつだって新たな道に導かれるんだ。
ーウォルト・ディズニー

 

好奇心は、
「こちらがきっかけをつくる」か、
「すでに持っているものを深める」こと。

でんじろう先生のように、
こちらから好奇心を持つきっかけを作ることは難しくても、

何度もボールを蹴る練習をする選手に対して、

「ここを蹴るとボールはまっすぐ転がるんだよ」
と、最初から教えるのではなく、

「どうしてまっすぐ転がるんだろうね?」と問いかけることで、
その子は興味を持ち、
思考と行動が変わるかもしれません。

「勉強はどうしてしないといけないの?」
「いい学校って何?」
「どうして働かないといけないの?」

子どもたちが疑問を持ち、
質問をするときは、
好奇心が溢れている瞬間
です。

だからこそ、
「そんな意味のない質問はやめなさい」と
好奇心の芽を摘み取るのではなく

「どうしてだろうね?一緒に考えてみようか」
と、会話を楽しむことことも良いですよね。

「やる気を出して欲しい」ならば、
子どもたちの興味、関心のポイントを観察し、
好奇心を抱くきっかけを作りましょう。

 

◎ポイント
・やる気の引き金は好奇心
・やる気を出せ、ではやる気は引き出せない
・興味を抱いていることを深めてあげる問いかけをしよう

◎この記事のしつもん
・どんなことに興味を持っていますか?
・最近、どんな疑問が浮かびましたか?
・どのようにして、興味を持ってもらいますか?

 

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