子どもたちの成長は、
「やりたい」と思う瞬間に宿ります。
その気持ちを引き出し、
組織や環境作りに応用することが重要です。
大人が「やりたい気持ち」を大切にし、
チーム作りでは「つくりたい」を意識することで、
子どもたちはチームを離れても
「楽しかった!またやりたい!」と思う
素敵な経験を積むでしょう。
子どもたちが
「ずっとこのチームでいたい!」
そう言ってもらえるようなチームはどんなチームだろう?
どうやってそのチームを築き、
どのようにして維持するのだろう?
子どもたちが、
もっとも成長する瞬間は
「やらなきゃ」ではなく、
「やりたい」が生まれたとき。
練習しなきゃではなく、練習したい。
勉強しなきゃではなく、勉強したい。
努力しなきゃではなく、努力したい。
そうした思いが生まれたとき、
子どもたちは没頭し、夢中になって学びを深めます。
そう考えてみると、
子どもたちの成長のために僕ら大人ができる最初の一歩は、
「やらなきゃ」を「やりたい」に思ってもらえるような
環境を作ることかもしれません。
世界で一番働きたいと思う組織の設計を、
あなたが求められたと想像してみよう。その組織は、
有能な人材を引きつけて留まらせる
灯台のようなところだろう。つまり、
社員と会社そのものから、
常に一番良いところを引き出す場となる組織だ。
(ロブ・ゴーフィー、ガレス・ジョーンズ/DREAM WORKPLACE)
子どもたちが
「ずっとこのチームにいたい」
「ずっとこの塾で学びたい」
「ずっとここで演奏したい」
そう言ってもらえるような組織をどうやってつくろう。
子どもたち同様、
「つくらなきゃ」という思いでは良いアイデアは生まれず、
反対に身体が緊張してしまうかもしれません。
「つくらなきゃ」ではなく「つくりたい」
子どもたちがその場を離れるときに
「楽しかった!早くまたやりたい!」
そういってもらえるような組織作りを目指したい。
〇ポイント
・「やらなきゃ」では成長のスピードは遅くなる
・「やりたい」が成長のスピードを速める
・「やりたい」を生む環境をつくろう
・灯台のような人が集まる組織を目指そう
〇この記事のしつもん
・「ずっとこのチームでいたい!」と言われるようなチームはどんなチームだろう?
・どうすればそうしたチームを作れるだろう?
・どうすれば維持できるだろう?
・あなたの「世界で一番」は何ですか?
◎まとめ
- 子どもたちが成長する瞬間は、「やりたい」と思ったとき。
- 成長を促すためには、「やらなきゃ」から「やりたい」への転換が重要。
- 大人は「やりたい気持ち」を引き出し、環境づくりに注力する。
- チーム作りでは、「つくらなきゃ」よりも「つくりたい」を意識。
- 子どもたちがチームを離れても楽しい思い出と「やりたい!」の気持ちが残るようなチームを目指す。