自分にとって大切なこととは?
人生を豊かにするうえで
避けることのできない質問です。
しかし、大人も子どもも
本当に大切なことを忘れ
方向性を見失いがちです。
選択の難しさや
他者のプレッシャーに左右されず、
自分に正直に生きることが重要です。
「本当に大切なことは何だろう?」
この問いかけを常に頭の隅にしまっておけば、
子どもたちは優先順位を決め、
「いま」大切なことへとエネルギーを注ぐことができます。
けれど、
僕ら大人も子どもたち選手も
多くの場合は優先順位は後回しに、
本当に大切なことを忘れ、方向性を見失ってしまいます。
なぜそうなってしまうんでしょう?
シリコンバレーでコンサルティング会社を経営するグレッグ・マキューンCEOは
「人はなぜ方向性を見失うのか?」についていくつかの理由を教えてくれています。
1. 選択肢が多すぎる
情報が多くなり、
これまでになく多くの選択肢を持つようになり、
何が良くて、何が悪いのかといった決断しにくくなっています。
心理学でも「決断疲れ」と呼ばれる状態で、
選択の機会が増えすぎると、
人は正しい決断ができなくなるといわれています。
2. 他人の意見に耳を傾けすぎてしまう
情報はインターネットやテレビからだけでなく、友人からもやってきます。
これが友好的な関係ならばまだしも、
「ああすべき、こうすべき」と僕らの足を掴んで離さない
プレッシャーになってしまうこともあるかもしれません。
「全部手に入れよう、全部やろう」
という考え方は魅力的に感じますが、
残念ながら、全てを手に入れる可能性はごくわずかです。
けれど、僕たちはそれを目指してしまいがちです。
他人の期待に合わせるのではなく、
自分に正直に生きる勇気が欲しかった。
ー ブロニー・ウェア
自分に正直に生きるということと、
わがままに生きることは違います。
正直に生きるとは、
自分にとって大切なことを見定め、
そこにエネルギーを注ぐことです。
もしかしたら、それは、
いままでの自分なら魅力的にうつっていたことを
断ることになるかもしれません。
「私にとって本当に大切なことは何だろう?」
問いかけと向き合った積み重ねが
方向性を思い出させてくれ、
優先順位を決め、
「いま」大切なことへとエネルギーを注ぐ力となります。
子どもたち選手と一緒に
「大切なこと」を改めて見直しましょう。
◎まとめ
- 子どもたちに「本当に大切なことは何か?」という問いかけの意義。
- 方向性を見失う理由:選択肢の過多と他人の意見への影響。
- 決断疲れの心理学的側面とその影響。
- 他人のプレッシャーに左右されず、自分に正直に生きる重要性。
- 「全部手に入れよう、全部やろう」という欲望と、自分に正直に生きる違い。