
「行きたくない…」
「今日は休みたい…」
「別にもうやめてもいいし…」
――いつもは楽しそうに取り組んでいるはずの習い事や部活。
でもある日突然
子どもが行きたがらなくなること、ありませんか?
そんなとき、大人として
どう向き合えばいいのでしょうか?
今回は、「練習に行きたがらない子ども」に対して
やる気を無理に引き出すのではなく
心に寄り添う関わり方をご紹介します。
■ なぜ行きたくなくなるの?
子どもが練習に行きたがらないとき、その背景にはいろんな“理由”があります。
苦手なことがあって自信をなくしている
先生や友だちとの関係に悩んでいる
疲れがたまって体がしんどい
成長の過程で気持ちが揺れている
一見「やる気がない」「怠けてる」と見えるときも、
実は、心の中で何かが起きているサインかもしれません。
■ まずは「行かせる」より「気持ちを聞く」
「せっかくお金払ってるのに」
「前は楽しそうだったのに、なんで?」
――親としてのモヤモヤ、ありますよね。
でも、いちばん大事なのは
**“行かせること”ではなく、“気持ちを受け止めること”**です。
こんなふうに声をかけてみてはどうでしょうか?
🔹「行きたくないって思うくらい、何かあった?」
🔹「行きたくないときって、どんな気持ちになる?」
🔹「行く・行かないは置いといて、今の気持ち聞かせてくれる?」
行動を変えさせようとする前に、気持ちに寄り添う。
それが、子どもとの信頼関係を築く第一歩になります。
■ 「どうしたいか」を子ども自身に考えさせる
無理に行かせようとすると、ますます心を閉ざしてしまうことも。
逆に、「どうしたい?」と選択をゆだねられることで、子ども自身が考え始めます。
たとえば…
🔹「今日は見学だけでも行ってみる?」
🔹「今週は1回だけでもチャレンジしてみる?」
🔹「続けたい気持ちはまだあるかな?」
選択肢を与えることで、「自分で決めた」「やってみようかな」という気持ちが湧いてくることもあります。
■ それでも行きたくないときは…
「じゃあ今日は、休んでみようか」
そう言ってもらえることで、**子どもは“逃げた”のではなく、“受けとめてもらえた”**と感じられます。
そして、しばらく休んだあとで
「やっぱりやりたい」と戻ってくる子も少なくありません。
ポイントは、“行かない選択”も否定しないこと。
「また行きたくなったら教えてね」
この一言が、次の一歩を支える“安心の土台”になります。
■ 最後に
練習に行きたがらないとき、
それは“やる気がなくなった”のではなく、
心の中にある何かを伝えたいサインかもしれません。
無理に動かすのではなく、そっと立ち止まって話を聞いてみてください。
今日の会話に、こんな問いを加えてみませんか👇
「今日はどうしたい?」「どんなふうに関わってほしい?」
そのやりとりが、子どもにとって“自分を信じてもらえた”と感じる大切な経験になりますように🍀✨
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