
「今日は特別な日」
そう思えば思うほど、
大きな緊張がやってきます。
「負けたらどうしよう」
「失敗したくないな」
「絶対、勝たなきゃ」
特別な日に向けて
トレーニングをしてきたとしても、
当日が近づいてきたら、その「特別」を忘れることが大切。
試合前日や当日に、
「この試合負けたら終わりだぞ」
「1回戦負けなんてありえない!」
「明日は大切な試合だから美味しいもの食べよう」
そう伝えれば伝えるほど、
選手たちの心には無意識のうちに「特別感」が伝わり、
「失敗できない」と緊張感を高めてしまいます。
いつも通り。
他の試合の時と変わらないよ。
ーリオネル・メッシ
すばらしいパフォーマンスを発揮するためには、
ほどよい緊張感が欠かせません。
けれど、
緊張しすぎると足が震え、呼吸が浅くなり、
本来の実力の半分も発揮できなくなってしまうかもしれません。
緊張しすぎてしまう場合に、僕ら大人ができることは、
子どもたち選手の心のリュックに詰まっている
「不安の重り」を取り除いてあげること。
「あなたなら大丈夫」と
言葉で伝えてあげることが必要な選手もいれば、
ゆっくりとお風呂につかって、
身体をリラックスさせてあげることが
必要な選手もいるかもしれません。
いつも通り、
練習でできていることを試合で発揮するために、
「特別感」を取り除きましょう。