子どもたち選手のパフォーマンスを引き出すリラックス法

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はじめてのラジオ出演。
そのことを考えると、
最初はものすごく緊張しました。

面白いモノで「緊張するなっ!」
と、考えれば考えるほど、
緊張している自分を感じるんですよね(笑)

緊張感は「成功したい!」
という意欲と責任感の裏返し。

ですので
しっかりとその緊張を味わうことも
すごく大切だと思っています。

けれど、その心の緊張の状態が、
身体に伝染するのは避けたいところ。

緊張とリラックスは
人の自律神経系の働きに深く関わっていて、

緊張すると交感神経が強く働き、
リラックスすると副交感神経が
強く働くといわれています。

なので、「緊張が悪い!」
ということではないですし、

本来持っているパフォーマンスを
最大限に発揮するためには、
完全にリラックスした状態がいいかというと
そうではないんですよね。

適度に緊張もリラックスもしている状態が
もっとも実力を発揮できると言われています。

そこで、いつも子ども達に伝えていて、
僕がラジオ出演前に実践した
リラックス方法を簡単にお伝えしますね。

その① 深呼吸する。

誰でも知ってるリラックス方法ですが効果覿面!
まずは今ある緊張感を息にのせて
一気に吐き出します。

そして、
「自分ならできる」という前向きな思考を
息にのせて吸い込む。

こうしてゆっくりと深呼吸をすることで、
だんだんと心が落ち着いてくることを
実感することができます。

その際に、
お腹での呼吸を意識すると
より効果的ですよ。

その② グッパーリラックス

これは僕が勝手につけた名前ですが、
身体全体に力を入れて意図的に力んだ状態を作り(グッ)、
しばらく保持し、
そこから一気に脱力する(パー)ことを繰り返すことで、
全身のリラクセーションをはかります。
(ジェイコブソン博士が開発した筋弛緩法)

その③ セルフマッサージ

緊張すると交感神経が働き、
手足の先まで血液がまわりにくくなってしまいます。

そうすると心の余裕もなくなり、
すばやい伝達が行われなくなっちゃう。

普段は歩いてちょっとつまづいても
体制を整えることができるのに、

悩み事があったり、過度に緊張していると、
反応が遅れて簡単にドテン!
と転んでしまうことってありますよね(笑)

ですので、手足をマッサージして
血液の流れをよくしてあげると、
カラダの緊張がゆるんでいきます。

その④ 笑顔

なでしこジャパンのグラウンドへの入場を
見たことはありますか?
入場シーンの彼女達の表情はとても印象的です。

ものすごく緊張しているときって
笑うことができないんですよ。

緊張したときの笑顔を想像してみて下さい。
すごくひきつってますよね(笑)?

ですので、意識的に笑顔をつくることで、
リラックスの方向へ心の状態を傾けることができます。

1998年ワールドカップのとき、
シュートを外し、それでも笑っていた城選手が
マスコミから大バッシングを受けましたが、
それには理由があったんですよね。

他にも「音楽を味方につける」や
「順序(ルーティーン)をつくる」など、
人それぞれ、リラックスする方法はたくさんあります。

緊張する舞台。
そこで大切なことは、
まずは自分の心の状態を感じてみる。

そして自分に問いかけてみる。

「僕はどうしたいんだろう?」

「これが終わった時にどうなっていたいんだろう?」

「緊張とリラックスの間を意識するために、
 できることは何だろう?」

緊張をなくす、のではなく、
緊張とリラックスをコントロールして、
最大限のパフォーマンスを発揮しましょう。

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