ハロウィンで学んだ心を開くことの大切さ

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「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」

ロンドンで暮らしていたころのこと。
ハロウィンなのに子どもたちが
なかなかお家に来てくれないんです。

「ロンドンには
 様々な人種や文化、
 思想を持っている人がいるので、

 お父さんお母さんも
 手放しに行ってらっしゃい
 とは言えないんだよ。」

とは聞いていたけれど、

「なんで来てくれないんだろう。
 1人くらい来てくれたっていいじゃないか」

と、不思議に思っていました。

だって、
スーパーで食べきれないほど
お菓子買ってきたんですよ!(笑)

でも、
ちょっとドアを出て、
向かいのお家を見た時に
子ども達が来てくれる
ポイントを発見したんです。

それは、
ハロウィーンやってるよ。
という「しるし」をつけること。

ハロウィーンの飾りを
玄関にぶら下げることで

それからは
子どもたちがたくさん
来てくれるようになりました。

言われてみれば
「そんなことか!」
ということですが、

これって子ども達のサッカーにおいても
とっても大事だと思うんです。

サッカーはコミュニケーションが
とても大切な競技です。

チームメイトが
どんなことを考え、
どんな動きをするのか。
どんなことが得意で
何が苦手なのか。

コミュニケーションなくしては
お互いをわかりあうことはできませんし、

チームとして
なかなか成果をあげることができません。

けれど、
そのコミュニケーションを育むためには

お互いが
思ったことを、
感じたことを、
伝え合える環境が大切。

「こんなこと言ったら
 バカにされるかな。」

「こんなこと
 恥ずかしくて言えない」

そうした環境では
心地の良い、
お互いが成長できる
コミュニケーションを
育むことができませんよね。

チームメイト同士
お互いが尊敬し合い、
尊重し合える環境を
作ってあげることがとても大切です。

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目の前の人に心を開いてもらうために
すべきことはただひとつ。

相手に「この人は自分を理解してくれている」
と思ってもらうことです。
– 吉野真由美

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ハロウィンの子どもたちも
家の玄関に飾りをつけて、

「ここの家は大丈夫。
 安心して来てね!」

と伝えてあげることで、

「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」

と、
かわいい服に身を包み、
足を運んでくれました。

こちらから先に心を開く。

すると、
相手も自然と心を開いてくれます。

コミュニケーションの基本ですし、
誰でも知っているけれど
実践するのは難しい。

だからこそ
毎日意識して行きたいですね!

子どもたちの心を開くために、
まずは僕ら大人が心を開き、
コミュニケーションを育みましょう。

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