2月1日、沖縄。冬にも関わらず20度を超えるぽかぽか陽気の中、静かに新しいチャレンジをはじめました。

タイトルは
「ボーダーレスカップ」

スポーツのひとつの価値である「つながり」に焦点を当て、子どもたちがチームメイトとの関係性を深め、初めて会った友だちとつながる。ずっとこんな大会をしたいと思っていました。

 

>>>ボーダーレスカップって

 

勝利はとても大切だけれど
ひとつの基準ですべてを測ると息苦しくなります。

過去に僕はサッカー指導者として、毎日、100名以上の子どもたちと接してきました。けれど、指示や命令、ときには罵倒じみた言葉を投げかけ続けた結果、子どもたちは「もうサッカーが嫌いになった」とどんどん離れていってしまったのです。

最初は「理解できない彼らが悪い」と子どものせいにしていた僕もそんな状況が続けば嫌でも気づかされます。ぼくの指導が悪かったことにようやく気づいたのです。そこからコーチングについていちから学び直しました。

指示をやめて、質問をはじめる。

「なんでできないんだ!」ではなく、
「どうしたらいいと思う?」と問いかける。

それだけでも、多くの変化を感じることができました。

 

その変化は書籍にまとめています

その一方で、ふと疑問に思う瞬間もあります。

それはスポーツの現場で勝敗の価値が大きく、友だち(つながり)が生まれにくい構造です。

 

スポーツは勝敗と切っても切れない関係にあります。勝つ、負けるはスポーツの要素として欠かせず、切り取ってしまってはいけない。でも「勝敗の評価軸」だけで眺めていては、息苦しさも感じますし、評価にさらされ続けた子どもたちは燃え尽きてしまい、中学生、高校生になってスポーツからは慣れてしまう子も少なくありません

「やりたいことが見つかったからやめる」のではなく、「もうあんな辛いことはしたくないからやめる」という子どもたちの声を聞くたびに心が苦しくなるのです。

勝敗は大事ではない、と言うつもりはありません。

けれど、小学生年代で「全国大会」があるのは、世界的に稀であるとは良く耳にしますし、欧州では「得点」すら記録しない国もあるといいます。なぜならば「全国大会」や「得点を記録する」とう仕組みが、子どもたちに「勝利こそすべてだ」という考えを植え付けかねないからです。

 

子どもたち(特に小学生年代)においてはスポーツを楽しみ、より好きになってほしい。

 

「好き」という感情がスポーツをもっと知りたい!もっと上手くなりたい!という探究のきっかけにつながるからです。

 

沖縄で開催した第1回の「ボーダーレスカップ」では子どもたちの溢れる笑顔が飛び交いました。小学1年生から4年生までの子どもたちを新しく4チームに再編成。最初はとまどいながら関わりあう子どもたちも、用意したアクティビティで徐々に距離が近づき、大好きなスポーツを通じて仲良くなる姿にぼくたち大人は心を打たれます。

 

参加してくれた保護者のみなさんからも

性格的に無理かなと思っていましたが、時間がたつごとにチーム内でも楽しくやっている様子が見られ、参加して良かったなと思いました。また次回お願いします。


子どもたちのルールで試合をしても、もめないのだなと感心しました。1人ひとりの得意なことで役割分担ができていて面白かった。


いつもと違った感じで子どもたちも楽しいと言っていました!サッカーだけでなく、友だちとの関わり方など、今日を通してみんな感じたと思います。ありがとうございました。


違うチーム、初対面でも子どもたちはすぐに打ち解け、声を掛け合いながら試合をしている姿を見てすごいなと感じました。はじめのアクティビティでも、自分から積極的に行く子、待っている子など様々で、自分の子どもの意外な一面も見れました!

といったお声を頂きました。

つながりあう社会をつくりたい

今後、サッカーに限らず、
このボーダーレスカップを全国各地、
さまざまな土地で開催したいと思っています。

ゆくゆくは、

参加してくれたチームを
専用WEBサイトで紹介し、
お互いに知り合うきっかけをつくる。

各地域で参加してくれた子どもたちが、
異なる場所で参加してくれている土地に興味をもつ。

沖縄で参加したご家庭が、
埼玉から遠征にくる子どもたちのホームステイ先として受け入れる。

そんなつながりが生まれたら
素敵だなぁと感じています。

 

 

共感してくれる人とつながりたい

 

「私にも手伝わせてくれませんか?」

いままでは、身近にいる仲間と一緒につくってきましたが、嬉しいことに「私も手伝いたい」という方からお声をかけていただくことがありました。

この活動を閉じたままにするのは、もったいないのではないか、

もっと多くの人と一緒に創りあげた方がより良いものになるのではないか?そう感じています。

そこで「ボーダーレスカップ共感ミーティング(仮)」を行います。

一緒につくりあげたい
関わってみたい
何ができるかわからないけど共感する

という方とぜひ、
一緒に時間を過ごせたら嬉しいです。

はじめてのテーマは「どのように共感者を募るか?」です。第0回としたのはすべてをフラットにしてここからがはじまりとしたいという思いを込めました。友人でもあり、ファンドレイザーとして活動する渋谷雅人さんをお迎えして「共感者を集めるには」についてみんなで学び、対話を深めたいと思っています。このミーティングでは「ボーダーレスカップ」を題材にして対話を深めますが、きっとあなたの活動に活かすヒントもたくさんあるはずです!

 

ゲスト:渋谷雅人さん(ファンドレイジングクラブ東北 主催)
大手商社にて勤務した後、現在はファンドレイザーとして活躍。子どもたちが自分に正直生きるのを見守り励まし支えることで助け合い分かち合う世界を繋ぎたい

 

ファシリテーター:藤代圭一(スポーツリレーションシップ協会 代表理事)
一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事。教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力を育む『しつもんメンタルトレーニング』を考案。全国優勝チームなど様々なジャンルのメンタルコーチをつとめる。2016年より全国各地に協会認定インストラクターを養成。その数は350名を超える。選手に「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とする。著書に”スポーツメンタルコーチに学ぶ「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)”、「スポーツ大好きな子どもが勉強も好きになる本」(G.B.)がある。http://shimt.jp

 

 

 

 

詳細はこちらです。

 

第0回 ボーダーレスカップ共感ミーティング

◎2つの参加方法

●会場でミーティングに参加する

●ZOOMで参加する
参加したいけれど東京には行けない。そんな方のためにオンラインサービスZOOMで好きな場所で参加できる機会をつくりました!

 

  • 日時:2月7日 19時から21時
  • 場所:銀座周辺(お申込者にお伝えします)もしくはZOOMにてあなたの好きな場所で。
  • 参加費:1,000円(売上げは会場費、必要経費を除き、子どもたちの幸せに関する活動に活用致します)

 

 

よくある質問

Q. サッカーをはじめ、スポーツの知識がまったくないのですが、参加しても良いですか?
A. もちろんです!スポーツの知識がなくても問題ありません!お互いのできることで補い合って、素敵な時間にしましょうー!

Q. 万が一参加できなかった場合、録画配信はありますか?
A. お仕事や体調の都合で、急遽参加できなくなることってありますよね!ミーティングを録画しますので、そちらでご参加下さいっ。

 

 

 

 

さいごに

あらためまして藤代圭一です。

この大会のコンセプトを通じて、
より共感して下さる方とつながり、
一緒につくりあげていけたらとても嬉しいです!
ご一緒できることを楽しみにしています!

 

第0回ミーティング参加はこちらからどうぞ!

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