なりたい自分を思い描き、
目標を立てることは、
モチベーションを高める上でとても重要なツールです。
目標を立てることによって、
日々の過ごし方やトレーニングの方法が定まり、
向かうべき方向へと光を照らしてくれるからです。
けれど、
重要なポイントは、
誰かに立ててもらった目標ではなく、
自分自身が立てた目標であること。
僕ら大人が
選手に目標を押し付けていては、
それはやる気を引き出すどころか、
「期待」というプレッシャーを与えてしまうことになります。
期待はあらゆる苦悩のもと。
ー シェイクスピア
「こんなにしてあげてるのに!」
「誰のためだと思ってるんだ!?」
「どれだけ大変だったと思ってるの?」
期待に応えてもらえなかった時、
もし自分の中から怒りが生まれるのであれば、
それは「期待」という「プレッシャー」を与えていたことになります。
過度な期待を背負うと、
選手は「〜しなきゃ」と焦りを感じ、
筋肉を緊張させ、
自信をなくし、
目の前のことに集中できなくなってしまいます。
いまの目標が
選手のやる気を高めてくれるものなのか、
それともプレッシャーになっているのかを
確かめる方法があります。
それは、
選手自身が
自分に次の質問を投げかけること。
「なぜ、この努力をしているんだろう?」
その答えが
なりたい自分につながっているものか、
それとも、
誰かの期待に応えるためのものなのか。
期待は力になることもありますが、
過度な期待はプレッシャーになりえます。
選手自身の「なりたい自分」
につながる目標を立てる機会を作りましょう。
◎ポイント
・目標は自分自身で立てるもの
・目標が向かうべき方向性を示してくれる
・期待はプレッシャーになることがある
・目標はやる気を高めるもの
・プレッシャーを与えるものではない
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