「デクリック」で子どもの自立をサポートしよう。

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「そうか、こうしたらいいかも!!」

何かのきっかけを通じて、
子どもたち選手が自ら気づくことが、
その後のやる気や行動に結びついてきます。

フランスではこれを
「デクリック(Declic)」というそう。

子どもが何か大事なことをするときに、
自分でどうしたらいいかがわかる瞬間のこと。

何かにはっと気づく瞬間。

例えば、

ビンの蓋の開け方がわかったとき。

友だちのつくり方がわかったとき。

より良い練習法を思いついたとき。

自分の夢をかなえるために、勉強をはじめたとき。

選手が成長と自立へと歩み始める
歓迎すべきサインです。


努力しないスタッフは、
努力が嫌いでサボっているわけじゃなくて、
「努力のきっかけがないだけだ」
ということを忘れたらいけない。
ー矢野博丈

「練習することの大切さを知って欲しい」

僕ら大人がそう感じときに、
まず最初にすることは「練習することは大切だよ」
と伝えることではなく、

「練習することって大切なんだ!」
と、子どもたち選手が自ら気づくきっかけを用意すること。

フランスの友人に言わせると、
子どもがこうしたデクリックを見つける瞬間を
期待して待っているのだそう。

理想の夢を描いてみる。
失敗してみる。
憧れの選手に会いにいってみる。
あえて、いまのスポーツから離れてみる。
試合で大敗してみる。
恵まれない土地に触れる。
同年代のスーパースターに話を聞いてみる。
自然に触れてみる。
ボールを自分で作ってみる。

子どもたちも1人ひとり違うので、
どこで「はっ!」となるかは分かりません。

だからこそ、
僕らはその過程と目の前のことを楽しみながら
たくさんのきっかけを作って行きたいですね。

子どもたち選手の
デクリックを生み出すきっかけをつくりましょう。

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