可能性を引き出す秘訣:やる気を育てる視点の転換

アイメッセージ のコピー

 

子どもたちの意欲を高めるためには、
「やらなきゃ」を「やりたい」という気持ちに変えることが重要です。
しかし、それはすぐには難しい課題です。

まずは、主語を「わたし」に変えることを実践してみましょう。

私たちはつい子どもたちに対して
「Youメッセージ」で伝えがちですが、
非難されていると感じてしまうこともあります。
大切なのは、「わたし」で伝えること。
未来の姿と実現した時の感情を共有することが重要です。

具体的な例として、練習中の休憩時に
子どもたちにボールをカゴにしまってもらう場面でも、
「みんながボールをカゴにしまってくれると、
 次の練習の準備が早く進み、私はとても嬉しいんだ」
と伝えると、子どもたちの行動に変化が生まれます。

伝え方を意識するだけで、
行動に大きな影響を与えることができます。

主語を「わたし」に変えて、伝え方に工夫をしましょう。

 

 

うちの子は、
サッカーは進んでやるのですが、
お手伝いや宿題をまったくやらなくて
困ってるんです」

お手伝いや宿題、勉強に対して

「やらなきゃ」を「やりたい」

に変えることができれば、
子どもたちはサッカー同様、
「やめなさい!」と
言われるまで続けます。

けれど、
そうした環境をつくるのは
すぐには難しいですよね。

なので、
まず実践したいのが、
主語を「わたし」に変えること。

僕らはついつい
主語を子どもたちにした
「Youメッセージ」で
伝えてしまいがち。

「(あなたは)
なんで宿題しないの!?」

「(お前は)
こんな時間まで何してたんだ?」

「(お前は)
なんであそこで外したんだ?」

これでは、子どもたちは
「お前が悪い」というように、
非難されていると感じてしまいます。

大切なこと。

それは、
主語を「あなた」ではなく、
「わたし」で伝えること。

こうなったらいいなという未来と、
それが現実になったときの
感情を一緒に伝えてあげることが
大切です。

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人が意見に反対するときは、
だいたいその伝え方が
気に食わないときである。
ーニーチェ(哲学者)

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コーチ時代、
練習中の合間に休憩する時は、
子どもたちにボールをカゴの中に
しまってもらっていました。

今までは

「休憩する選手は
ボールをカゴの中にしまっておいてね」

と伝えていたんです。

すると、
ボールをカゴの中にしまってくれる
選手はちらほら。

自分が使っていなかったボールは
コートに点々としています。

そこで、
主語を「私」に変えて伝えてみました。

「みんなが休憩前に
ボールをカゴにしまってくれると、
次の練習の準備に早く取りかかれて、
(僕は)とっても嬉しいんだ」

するとどうでしょう。

それを聞いた子どもたちの多くが
ボールをカゴにいれて
休憩しに行ったのです。

中には自分のボールだけでなく、
コートに置き去りにされたボールを
わざわざ拾ってまで
運んできてくれました。

伝え方が変わるだけで
こんなにも変化があるのだと
実感できた瞬間だったんです。

もちろんボールを受け取る時の
僕の顔はいうまでもありません(笑)

伝え方を意識するだけで、
行動に変化が訪れます。

主語を「あなた」ではなく
「わたし」に変えて伝えましょう。

◎まとめ

  1. 「やらなきゃ」を「やりたい」という気持ちに変えることが重要。
  2. 非難されていると感じさせず、より建設的なコミュニケーションを図る。
  3. 未来の姿や実現した時の感情を一緒に伝え、子どもたちのモチベーションを高める。
  4. 具体的な目標や理想を伝える方法を工夫する。
  5. 伝え方を意識することで、子どもたちの行動に変化をもたらすことができる。

 

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