
「期待してるよ」
「がんばってね、信じてるよ!」
――そんな声かけ、
あなたもしたことがあるのではないでしょうか?
でも、子どもによってはその言葉が
「失敗できない」
「応えなきゃ」
という“プレッシャー”になってしまうこともあります。
親の「応援したい」という気持ちが、
知らず知らずのうちに子どもを追い詰めてしまうこともあるんです。
そこで大切になるのが、
「信頼」を“伝える”のではなく、“感じてもらう”ための質問です。
今回は、子どもが安心して自分の力を出せるようになる
信頼を伝える質問のコツをご紹介します。
■ なぜ「質問」が信頼のメッセージになるの?
“期待”は、「こうなってほしい」という気持ち。
“信頼”は、「あなたなら大丈夫」という思い。
質問は、子ども自身に答えを委ねる行為。
**「あなたの考えを聞きたい」「あなたなら考えられる」**というメッセージが、
自然に信頼感として伝わるのです。
■ プレッシャーを和らげ、信頼を伝える質問例
●「今、自分ではどうしたいと思ってる?」
→ 自分の気持ちや意思を尊重されていると感じられます。
●「もし思い通りにいかなくても、自分にかけてあげたい言葉は?」
→ 結果よりも“自分への信頼”を意識できます。
●「うまくいった時、どんな自分でいられたらうれしい?」
→ 行動や在り方に意識を向けると、プレッシャーが軽くなります。
●「どんな準備をしてきたから、自分は大丈夫って思える?」
→ 自分の努力を再確認し、根拠ある自信につながります。
●「今のあなたなら、何を一番大切にしたいと思う?」
→ 判断を任せることで、自分を信じる力が育ちます。
■ 声かけのポイント
・「ちゃんとやってね」ではなく「どうしたい?」と聞く
→ 指示よりも選択肢。信頼は「任せること」から生まれます。
・「応援してるよ」は、“結果”ではなく“過程”に向けて
→ 「うまくいくといいね」より「がんばってる姿がすごいよ」と伝えて。
・子どもの答えを否定しない
→ どんな答えでも「あなたが決めたことを信じてるよ」と受け止めましょう。
■ 最後に
期待はときに、子どもにとって重荷になることもあります。
でも、「信頼されている」と感じると、
子どもは自然と力を発揮しようとするもの。
ぜひ、今日の会話で
「あなた自身はどう思ってる?」
と問いかけてみてください。
その一言が、
「応えなきゃ」ではなく「自分らしくやっていいんだ」という安心感につながります🌟
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