なんだか元気がない、口数が少ない…
そんな子どもの様子に気づいたとき
親としてはすごく気になりますよね。
「どうしたの?」
「何があったの?」
と聞いても
首をふるだけだったり
「別に…」と返ってきたり。
実は子どもも
自分の中のモヤモヤを
うまく言葉にできないことが多いのです。
そんな時に心を開くきっかけになるのが、
“安心の質問”――気持ちをそっと引き出す問いかけです。
今回は、子どもが
自分の気持ちを安心して話せるようになる
質問のコツをご紹介します。
■ なぜ「安心の質問」が必要なの?
子どもが自分の気持ちを話せるようになるためには、
「安心して話していいんだ」と思える雰囲気が必要です。
ストレートに「何があったの?」と聞くよりも、
気持ちをやさしく受けとめるような質問の方が、心の扉を開くきっかけになります。
安心の質問は、子どもが自分の中にある感情に気づき、
少しずつ言葉にできるようになるサポートになります。
■ モヤモヤを言葉に変える“安心の質問”の例
●「今日は、気分は晴れ?くもり?雨?」
→ 気持ちを“天気”にたとえると、話しやすくなります。
●「言葉にしにくい気持ちって、どんな形してると思う?」
→ 抽象的な感情にイメージを与えることで、整理が進みます。
●「モヤモヤの中に、名前をつけるとしたら?」
→ 遊び心を取り入れつつ、感情に向き合えます。
●「いま、言葉にできることって少しある?」
→ 無理に全部言わせようとせず、できる範囲でOKという安心感を伝えます。
●「“うまく言えない”って思ってること、実はけっこう大事なことかもしれないね」
→ 話せないことも“価値のある感情”だと認めるメッセージになります。
■ 声かけのポイント
・「聞き出そう」としない
→ 話すことが目的ではなく、「安心していていい」と感じてもらうことが大事です。
・沈黙もOKと考える
→ 無理に言葉を引き出そうとせず、「いつでも話していいよ」という姿勢を見せましょう。
・「話してくれてうれしい」と伝える
→ 話した内容ではなく、「話してくれたこと」自体に価値を置いてあげると、信頼が深まります。

■ 最後に
心のモヤモヤは、無理に言葉にさせるより、
安心できる環境とやさしい質問が“自分のペースで整理する力”を育ててくれます。
ぜひ今日、
「いまの気分、どんな空みたい?」
と、そっと問いかけてみてください。
その一言が、子どもにとって“心をほどく”きっかけになるかもしれません🌤️🌈
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