5月が終わりに近づき
新しい環境や習慣にも
少しずつ慣れてきた頃かもしれません。
でも、慣れてきたからこそ気持ちがゆるんだり
モチベーションが下がったりする時期でもあります。
そんなときこそ
「ちょっと先の未来」に目を向ける質問が
子どもに前向きなエネルギーを与えてくれます。
今回は、6月に向けて気持ちを整え
次のステップへとつなげる
「すこし未来へ向けた質問」をご紹介します!
■ なぜ“少し先の未来”を意識するの?
遠すぎる未来は想像しにくく
不安を感じやすくなります。
でも、“1週間後”“来月”“次の試合やテスト”など
近い未来をイメージすることで
具体的な行動が思い浮かびやすくなります。
小さな目標ができれば
気持ちも自然と前向きになり_
「よし、やってみよう!」という行動につながるのです。
■ 6月に向けた“すこし未来質問”の例
●「1週間後の自分に、“すごいね”って言えることは何だと思う?」
→ 小さな目標を自分で立てる習慣が育ちます。
●「6月に“できるようになっていたらうれしいな”って思うことはある?」
→ 自分の願いや希望を言葉にすることで、意欲が引き出されます。
●「次にチャレンジしてみたいことはある?」
→ 興味や関心の方向が見え、目標が明確になります。
●「ちょっと先の自分に、“ありがとう”って言える行動って何かな?」
→ 自分の未来に優しくなる発想が育ちます。
●「来月の自分に、今の自分がひとことアドバイスを送るとしたら?」
→ 自分を客観的に見つめる力が育ち、内省にもつながります。
■ 声かけのコツ
・「がんばる」ではなく「ちょっとやってみたい」でOK
→ 無理のない、自然な行動目標にすることで継続しやすくなります。
・答えが出なくても、イメージすることが大事
→ 「ちょっと考えてみようか」だけでも、未来への意識が芽生えます。
・親自身の未来についても話す
→ 「ママは6月、こんなことを楽しみにしてるよ」と話すことで、子どももリラックスして話しやすくなります。
■ 最後に
目標や計画を立てるのが苦手な子どもも、“少しだけ先の自分”をイメージすることで、自然と前向きな気持ちになれます。
「6月に、どんな自分だったらちょっとうれしい?」
そんな問いかけを、ぜひ今日からの親子の会話に加えてみてください。
小さな想像が、大きな前進の一歩になります。