「いけるか?」という質問には「Yes」しか答えられない

「いけるか?」

僕自身も、
毎回、甲子園に出場するような野球部を持つ
強豪校出身ですので(僕は地域のサッカークラブで活動)、

甲子園には思い入れがありますし、
彼らのひたむきな姿やストーリーに
何度も胸を打たれてきました。

母校のアルプススタンドの応援を
動画で見るだけでも、
涙が出てきそうなくらいなんです。
(さっきも1時間くらい応援歌だけをYouTubeで見てました涙)

けれど、
この炎天下の中での「熱投」を
テレビや報道で美化するのには少し疑問が残ります。

今大会もある選手は
延長13回を1人で投げ抜き、
投球数は「184」を数えました。

プロ野球でも、
目安を100球とし、
多くても150球で交代することを考えると、

体力や技術が未熟な高校生にとっては、
過酷なものだといえます。

けれど、
場所は憧れの地、甲子園。

そして、
「負ければ終わり」というトーナメント制ですから、

「投げない」という理由が
生まれにくくなってしまいます。

「いけるか?」

選手達の言葉を集めると、
監督からはこの言葉をかけられることが
多いそうです。

この質問の種類は、
「クローズドクエスチョン(限定的質問)」と呼ばれ、
「はい」か「いいえ」で答えを求める性質を持ちます。

ですので、

選手たちは
コンディション的にOKであれば

「はい、いけます!」

難しそうであれば

「いいえ、交代します」

という返答をすることができます。

けれど、
もし、あなたがおなじ立場だったら、
「いいえ、交代します」と言えるでしょうか。

僕なんて会社員時代、
就業時間間際に

「この資料、明日までにできるか?」

という上司の質問に

「いいえ、もう退社時間ですので」

と答えることすら
難しかったことを覚えています。

何度も言いますが、
場所は、憧れの地、甲子園。

キャプテンやエースなど
責任ある役割を担っていることもあるかもしれません。

「いつも聞かれるのは『いけるか?』です。
でも、そうなると『いけます』としか言えないですよね。
それが選手の心理だと思います」

あるエースピッチャーは
試合を終え、こう答えました。

「どんな未来をつくりたいだろう?」

「わたしたちは、何を大切にしたいだろう?」

「なぜ、この選択をするのだろう?」

高校生は
まだまだこれからの未来のある年代。

彼らの健康を害してまで、
勝利を求めるあり方については、
僕たち大人が向き合うべき問題かもしれません。

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