子どもたちに「勝つ喜びを教えてあげたい」のですが、どうしたらいいでしょうか?

質問
練習試合や大会で勝つことができません。子どもたちに勝つ喜びを教えてあげたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

試合に勝利し、
チームメイトや仲間、応援してくれた方や、
支えてくれたコーチ、両親と喜びを分かち合う。
これらは何事にも変えられない感情が湧き起こり、
何度でも体験したいものですよね。

けれど、
ただ単純に「勝てばいいのか?」というと
そうではありません。

「勝つことだけ」を考えれば、
自分たちよりも力の劣る相手を選んだり
年齢や体格の小さな相手と試合をすることで、
「勝つこと」はできると思います。

 

けれど、
そこには「喜び」
感じられないかもしれません。

 

どうして、勝っても喜べないのでしょう?

 

子どもたちに問いかけたことがあります。

「みんなはいま、連敗中だよね。
 でも、ここに特性ドリンクがあるんだ。
 これを飲むと、一気に力がついて、
 全国大会優勝も狙えると思うよ。
 飲んでみない?」

すると、
子どもたちはこう答えるんです。

「そんなのつまらないよ」

「ずるじゃん!」

「みんなで頑張って勝つから楽しいんだよ」

子どもたちは知ってるんですよね。

「勝つから楽しい」のではなく、
その中に「内容」が含まれていないと
本当の意味で喜べないのです。

 

「金メダルはおまえがコントロールできないものだ。
 試合当日に他の選手が、おまえよりうまくやるかもしれないからな」
ーBob Bowman(五輪メダリストコーチ)

 

勝てるかどうか。
金メダルをとれるかどうか。
優勝できるかどうか。

これらは、
直接的にコントロールが及ばない問題です。

マイケル・フェルプス選手をはじめ、
多くの金メダリストを育ててきたBob Bowmanさんが言うように、
当日、相手の方が僕らの実力を上回ることがあるからです。

 

では、
どうすればいいのでしょう。

 

それは、
コントロール可能なことに
意識を向け、行動を起こすことです。

水泳やトラック競技であれば、
「記録更新」「自己ベスト更新」を目標にすることによって、
目に見える目標となり、それは「コントロール可能」となります。

これらは、
サッカーやバスケットボールといった競技も同様で、
「コントロール可能」な目標と行動を意識することです。

 

「今日の試合が終わったときにどうなっていたら最高?」(結果)

 

「そのために、できることは何がある?」(行動)

 

子どもたち選手が自分自身の「できること」に向き合ったら、

「よし。そうしたら、1人ひとりがいま言ってくれた行動を
 しっかりと意識してやってみよう。
 それで、勝利もついてきたら嬉しいね!」

と伝えるのもいいかもしれません。

 

「結果」はコントロールが及びません。

結果だけを目指すのではなく、
その結果を得るために、
自分自身でコントロール可能な目標や行動を
普段のトレーニングから意識していきたいですね。

 

◎この記事のポイント
・「勝つ」だけでは喜べない
・「結果」を出すまでの「プロセス」に価値を感じるもの
・結果を得るために「できること(行動)」に意識を向ける

 

◎この記事のしつもん
・今日の試合が終わったときにどうなっていたら最高?
・そのために、できることは何がある?

 

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