「振り返りのプロセスで見えてくる!子どもたちの成長への鍵

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練習後や試合後、
振り返りの習慣を持つことがとても重要です。

それは子どもたちの成長を促進することにつながります。

感想を大切にし、
自己採点を通じて
客観的・主観的な視点を知り、
深堀るよう質問で
子どもたちの本音に迫ります。

前向きな視点を大事にすることで
失敗にとどまらず、
良い点も見つけ、
改善策を共有することができます。

子どもたちが
自主的に考える機会とし、
成長への自信と意欲を育てましょう。

 

 

練習後や試合後に、
ノートや日誌を使って振り返りをする習慣を持つことは、
子どもたち選手の成長を助けてくれます。

闇雲に練習に臨むだけでなく、
一度、立ち止まり、振り返ってみることで、
うまくいったことや改善点を見つけることができるからです。

けれど、大きな壁の1つが「続けること」

僕ら大人も
新しい習慣をつくることは時間がかかるように、
子どもたちも習慣化には時間がかかります。

ですので、
いきなり「ノートを書きなさい!」と子どもたちに任せるのではなく、

まずは「質問」をして、
会話をしながら、彼らの振り返りのきっかけをつくりましょう。

 

1.「どうだった?」 

 

練習や試合後には、
まず子どもの素直な感想に耳を傾けましょう。

なぜならば、
僕ら大人が感じていることと、
子どもたちが感じていることには違いがある
からです。

子どもたちは「楽しかった」と思っていたのに、
その気持ちに寄り添うことなく、

「あのミスのせいで、楽しくなかったな」
「なんで、あんな簡単なシュートを決めれないんだ」
「ちゃんとやらないなら辞めたほうがいい」

と、僕らの感想や考えを押し付けたのでは、
子どもたちは不満を感じてしまいます。

練習や試合後には、
まずは、「どうだった?」と質問して
まずは子どもの素直な感想に耳を傾けましょう。

 

2.「自分に点数をつけるとしたら何点だと思う?」

 

子どもたちの
自由な考えや思いを表現してもらった後は、
自己採点をする時間をつくりましょう。

これも面白いもので、
僕ら大人と子ども「評価」の基準が違うので、
点数にもばらつきが生まれます。

僕らは客観的に見て「5点」と評価しても、
子どもは主観的に10点満点!と自分を評価することもあります。

けれど、
この自分で自分を評価することがとても重要で、
振り返るきっかけとなります。

 

3. 「どうしてそう思うの?」

 

「どうだった?」と問いかけると、

「楽しかった」「つまらなかった」
といった漠然とした答えが返ってきます。

「どうだった?」という質問は、とても抽象的な質問なので、
子どもたち自身が感じた素直な気持ちが自由に返ってきます。

「自分に点数をつけるとしたら何点だと思う?」

この質問もおなじですね。
自分で自分を評価することになれていない
子どもたちも多いかもしれません。

そして、
より彼らの真意に近づく、
一歩踏み込んだ質問をしましょう。

「どうして、そう思うの?」

そう問いかけることで、
彼らが楽しかった理由はもちろん、
「10点満点」の理由を知ることができます。

 

4.「うまくいったことは何があった?」

 

試合で負けてしまった後などは、
ついついすぐに反省ムードになってしまいがちです。

反省することも大切ですが、
より重要なことはこの試合で何を学んだか」です。

必要以上に落ち込む必要はありませんし、
僕たちは過去から学ぶことができます。

ですので、
まずは前向きな点を振り返る質問を活用しましょう。

どんな大差で負けてしまった試合でも、
うまくいったことはあるはずです。

成長した部分やチャレンジした部分もあるでしょう。
そうしたところが見つかると、次へのやる気や自信につながります。

 

5.「どのようにすれば、より良くなると思う?」

 

反省会というと、
できなかったことや失敗したこと、
ミスの犯人探しなどの時間が多くなってしまうこともあるかもしれません。

これは
あまり効果的だとはいえません。

なぜならば、
ミスしたことは本人が一番よくわかっているからです。

自分でわかっているからこそ、
「受け止める余裕のない選手」は

そのミスを指摘されると
いじけてしまったり、
反抗的になってしまいます。

ですので、
そうしたミスには触れず、
改善策やアイデアを子どもたち本人に
振り返ってもらう時間をつくりましょう。

「どのようにすれば、より良くなると思う?」

そう問いかけることで、
自分のミスや失敗を振り返ることができます。

そして、
それらを改善するアイデアを
自ら生み出すこともできます。


・どうだった?
・自分に点数をつけるとしたら何点?
・どうしてそう思うの?
・うまくいったことは何があった?
・どのようにすればより良くなると思う?

いかがでしたか?

ぜひ、
練習後や試合後の帰宅の時間や
夕食の時間などを活用して、
一緒に振り返る時間を作りましょう。

 

 

 

◎まとめ

  1. 練習や試合後には、子どもの素直な感想を聞き、その時の気持ちに共感する。
  2. 子どもたちに自分のパフォーマンスに点数をつけさせ、客観的・主観的な視点を知る。
  3. “どうだった”や”点数は”といった質問を通じて、なぜその感想や評価なのか深く迫る。
  4. 失敗やミスにとらわれず、うまくいったことや成長した部分を振り返ることに焦点を当てる。
  5. 自らのミスや改善点について考え、アイデアを出す時間を与え、自主的な改善を促す。

 

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