見張りをやめて、良いところを探そう

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僕らはついつい
欠けているところに
目を奪われてしまいます。

欠けているところや、
できていないところが
脳に飛び込んでくるといった方が
しっくりくるかもしれません。

それくらい無意識でいると
欠点ばかり見つけてしまいます。

子どもたち選手と関わっていてもそう。

「なんで、あそこで決めないんだ!」
「1人で持っていけただろう!!」
「今の絶好球じゃないか!」

と、
できていないところばかりを
指摘してしまいがち。

シュートを決めたり、
ヒットを打った選手に対しても、
褒める言葉はそこそこに

「あそこは違うコントロールを
 すればもっとよかった」

と、伝えてしまいます。

それでは子どもたち選手は
中々やる気を継続することができません。

スペイン・カタルーニャ州の
著名なコーチが日本で開催した
講習会に参加したときのこと。

そこで、
とても印象に残っていることがあります。

それは、
場を止めて褒めること。

日本の指導は一般的に
トレーニングの中で気になったことがあったら
練習を一度とめ、何が悪かったのか、
どうすればよいのかということを
コーチが選手に教えます。

けれど
スペインから来た彼らは違いました。

彼らは
選手が良いプレーをした時
練習を止めて、

「今の君のプレーすごくよかった!」
 なぜ、今のプレーしようと思ったの?
 すばらしい!」

と伝えるんです。

その後で、
チームとして理想としている
プレーがどんなものかを
選手と一緒に考え、伝え合うんですよね。

そうすることで、選手の目の輝きが
どんどん変わっていくのを感じました。

そして、
その後は褒められた選手だけでなく
他の選手のプレーの質も
格段に良くなっていったことは言うまでもありません。

掃除時間、
僕は「ちゃんとできてるかな?」と、
見張りにいくのではなく、
いいところを探しにいきます。
ー岩瀬直樹

僕らはついつい
欠けているところに焦点を
あててしまう生き物です。

きれいに残っているドーナツよりも、
1口欠けたドーナツの方が気になります。

95点のテストを褒めるよりも、
あと5点で100点なのに、と伝えてしまいます。

ですので、
意識してうまくいっているところを
探してみましょう。

「最近、
 うまくいっていることは何かな?」

「どんないいところがあるかな?」

 

うまくいっているところを
探せるクセがつくと、
自然とうまくいかないところを
改善したくなるものです。

ぜひ、
選手と一緒に
うまくいっているところを
探しましょう。